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札幌・円山生活日記

コロナ禍のクリエーション札幌展~NHK札幌拠点放送局 新放送会館オープン記念~

NHK札幌放送局の新放送会館オープン記念として「コロナ禍のクリエーション札幌展」が開催されています。世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の中でも生み出し続けられてきたクリエーションを集めて2020年11月に東京・渋谷で開催された展覧会の札幌展です。北海道ならではのクリエーションや8K文化財展示も鑑賞できます。

本日はNHK札幌の新社屋での「コロナ禍のクリエーション札幌展」鑑賞です。NHK番組の中で紹介されていたもので見事な黒板アートが印象に残りました。「これは是非!」と新社屋の場所を地図で確認すると「大通公園」の近くで雪が溶けた今のうちなら自転車で行くことが可能と判断して出かけてきました。展示は1階ロビーにコンパクトにまとめられた内容ですが関連展示などもあり「さすがNHK!」と思わせる見応えある内容でした。

北1条西9丁目にオープンしたNHK札幌拠点放送局の新放送会館。
こちらが入口専用。現在「NHK歳末たすけあい」運動等も実施中。

「コロナ禍のクリエーション札幌展」。
“人類にとって歴史上稀にみる事態となった新型コロナウイルス感染症。いまだ世界中で、日常生活に様々な制約が課せられています。しかし、それでも人々はこの困難を乗り越えるため、そして苦しみの中でも楽しむことを忘れないため、クリエイティビティを駆使してさまざまな表現を生み出し続けています。
本展は、そんな世の中のクリエーションを集め2020年11月に東京・渋谷で開催された「コロナ禍のクリエーション展」の札幌展となります。北海道ならではのクリエーションや2021年の最新トピックを加えた、今だからこそ伝えられる企画展です”。
 
【1】NHKのクリエーション
世界各地の映像作品、黒板アートなどNHKの番組と連動した展示。


中央の「アマビエ」像の台座にはEテレ2020年4月放送の日曜美術館「疫病をこえて 人は何を描いて来たか」での作品(アマビエ画)が展示されていました。
「肥後国海中の怪(アマビエの図)」京都大学付属図書館蔵。
水木しげる先生の作品。
中村祐介氏の作品。

こちらが見たかった2020年3月放送の緊急特番「みんなの卒業式」での黒板画。卒業式ができなかった生徒へのプレゼントとして番組で放送された桜並木の黒板アートを制作者のアーティスト《のすずきらな》さんが再現したもの。見事なアートです。
上掲の部分。
同上。
今回の札幌展のための《のすずきらな》さんの新作。

【2】北海道のクリエーション
札幌局制作番組や札幌市で毎年行われるイベント「NoMaps」と連携した地域ならではの展示。
「北海道どこでも盆踊りwith DOMINGO」。

「1972 SAPPORO VR Project」。札幌オリンピック直前の1970年頃の札幌の街の風景をVR映像で再現したもの。市民から寄せられた1,000枚以上の古い写真をVR映像の素材に使用したということです。当時の大通り周辺の風景を体験できます。ゴーグルを着用して観るので映像を紹介できないのが残念です。

【3】みんなでクリエーション
アマビエAR、おうちクリエーションなどの参加型コンテンツ。

HNK高松放送局企画「NHKかがわ似顔絵プロジェクト」。
大西紡力さん(善通寺第一高校デザイン科)の作品。


「アマビエを描こう」コーナーとAR(拡張現実)等。

こんなのが用意されています。

NHK総合テレビ「よなよなラボ」内で昨年実施した企画「ずっと家にいたらクリエーションアワード」。視聴者から寄せられた「ずっと家にいたら○○できちゃいました」を展示しています。現在も募集中のようです。 
展示作品のひとつ。

【関連展示】8K文化財展示(文化財のクリエーション)
1階ロビーの8K公開スタジオで超高解像度で制作した遮光器土偶の3DCGが鑑賞できます。
コントローラーを操作して遮光器土偶の3DCGを動かします。

これは考古学ファンでなくても楽しいです。

こんな画像を・・。

こんな風に360度回転・移動・拡大縮小することが出来ます。

最後に1階ロビー公開部分を拝見。
北海道内のNHKの拠点の地図。


現在放送中の「カムカム・エブリバディ」のポスター。

これは新たな体験もでき仲々楽しい企画展でした。新放送会館オープン記念にかけるNHK札幌拠点の意気込みも感じました。入場無料で場所も便利なので気軽に立ち寄れるのも魅力です。大変結構でした。ありがとうございました。

「コロナ禍のクリエーション札幌展」
会期 2021年12月4日(土)~12月26日(日)【23日間】
午前9時30分~午後6時(入場は午後5時45分まで) 
会場NHK札幌拠点放送局1階エントランスロビー
(札幌市中央区北1条西9丁目1-5) 
入場 自由・無料
 (2021.12.16訪問)


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