戦後に樺太から引き揚げ中華饅頭、あんパンなどの行商からはじめた創業者が1949年(昭和24年)に千歳市東雲町にパン委託加工・卸売業として開業した和洋菓子・パンの製造小売業「もりもと」。“地元の素材を活かした美味しくて買いやすいお菓子・パンをお客様へ”を「こだわりのもり、おいしさのもと」という言葉に込めています。
「湖畔めぐり〜支笏湖~」のランチに「もりもと千歳本店」でイートインです。「支笏湖」といえば湖畔の店で「ヒメマス(チップ)」料理を食べるのが定番なのでしょうが「フーズバラエティ すぎはら」 の鮮魚店で何度か買って食べているし、平日には4便しかないバス便の時間の都合もあり「JR千歳駅」周辺で早い昼にしました。結果的には湖畔の店は休業が多く正解の選択でした。
「もりもと千歳本店」は「JR千歳駅」から駅前通りを南西に5分ほど歩いたところにあります(地図)。「もりもと」は戦後に樺太から引き揚げた創業者が中華饅頭やあんパンなどの行商からはじめ、1949年(昭和24年)10月に千歳市東雲町にパン委託加工・卸売業として開業。1956年(昭和31年)12月に現在の本店所在地・千代田町に移転、現店舗は1977年(昭和52年)に拡張しリニューアルオープンしたものだそうです。ちなみに円山の自宅近くでは「マルヤマクラス」1階に支店があります。
店内は木目の素材を多用したナチュラル感溢れる内装です。しかも広い。さすが「本店」です。
「イートイン・コーナー」は店の最奥部にあります。明るく開放的な良い雰囲気です。店内の販売品はどれでも飲食可能だそうです。
さまざまな焼きたてパンのコーナーに・・。
総菜系、デザート系のパンも充実しています。
千歳本店の限定商品もあります!もちろん狙い目です。
限定商品の解説もありました。
更にスイーツも揃っています。選択に迷う程の品揃えです。いろいろと迷った末に購入品を決めて会計し「イートインコーナー」へ。
飲物は「パティシエのこだわりブレンド・コーヒー」税込み200円。カップを受け取りコーヒー・メーカーでセルフ・サービスです。もちろん水も出してくれます。
揚げたての「十勝若牛カレーパン」同190円。中辛のカレールーがたっぷり詰まっています。揚げたてということもあるでしょうが美味しいカレーパンです。
NHK「ほっとニュース北海道」で紹介されたという「千歳バーガー~ぎゅうたま~」同590円。“「千歳若牛」のパテと「千歳産卵」をサンドしたもっちり肉厚のジューシーなバーガー”。具が温かければさぞかし美味いだろうと思わせる味です。
“フランスパンをくりぬいてクリームをたっぷり絞った「もりもと」のロングセラー人気商品「シャモニー」”の7月31日までの期間限定品「シャモニー・プレミアム(ハスカップ)」同250円。ハスカップ・クリームが爽やかで食べ応えもある本日のヒット商品です!
「マリトッツオ(贅沢クリーム)」同280円。“ふわふわブリオッシュ生地に濃厚なクリームがたっぷり!” 典型的なマリトッツオです。
千歳本店の限定商品の「もりもとバスクチーズケーキ」同488円。“千歳産卵「こくまろ」を使用した濃厚でコクのある卵の風味をダイレクトに感じるオリジナルのバスクチーズケーキ”。ベイクド・チーズケーキですがレアのような濃厚な味わいのチーズケーキです。
同じく千歳本店の限定商品の「至福のいちご大福“ゆめ”」同203円。苺と小豆餡を薄い餅生地で包んだもの。苺をストレートに感じる一口デザートでした。
「イートインコーナー」から店内を見たところ。買い物客が絶えませんでした。また冷房も効きトイレもあるのでバスの時間調整にも良い店でした。
それでは「もりもと本店前」のバス停から「支笏湖」へ出発!
戦後に千歳でちいさなパン屋から始まった「もりもと」。今や北海道全体で26店舗を構える人気店になりました。“製品はおいしいものでなければならない”から始まる「経営基本方針」に基づく誠実な経営の賜物なのでしょう。「本店」を見てその感を強くしました。雰囲気も良くパン類も美味しく大変結構でした。ご馳走様でした。
「もりもと千歳本店」
千歳市千代田町4-12-1 0123-23-4181
営業時間 9:00~19:00 日曜営業
定休日 無休
(2021.7.28訪問)