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札幌・円山生活日記

狸まつり~札幌狸小路商店街~

開拓使時代から続く北海道最古の商店街のひとつ「札幌狸小路商店街」。 札幌を代表する商店街で西1丁目から西7丁目まで全天候型のアーケードで繋がれ天気を気にせず利用できます。 現在「狸まつり装飾」(7月22日~8月19日)を実施中で商店街にはたぬきが増殖中です。

今日はテニスラケットのガット張替えに「札幌狸小路商店街」にまいりました。地下鉄東西線「大通駅」からの地下街から商店街に出ると装飾に溢れていて少しびっくり!ネット検索すると2021年「たぬき祭り」の一環で「みこし渡御」や「ナイトバーゲン」は中止ですが「狸まつり装飾」が実施されていたようです。折角の機会でしたので1丁目から7丁目まで歩いてブロック毎に工夫を凝らした装飾を鑑賞してまいりました。

安田侃氏作品「生誕」のある「狸二条広場」が出発点です。
 
「狸小路1丁目」。「札幌狸小路商店」は北海道で最古の商店街の一つで2021年で148年目(明治6年~)を迎えたとか。規模も最大級で7ブロック総延長約900m・店舗数約200軒に全蓋アーケードを持ちます。
「狸小路1丁目」の装飾。

いくつか目を惹いた店舗を紹介します。明治6年から現存する商店街には古くから商いを続ける商家、工芸店、土産物屋などが点在し、中でも1丁目~3丁目には歴史の長い店舗が集まっているそうです。こちらは大正3年に誕生した「狸小路ライオン(オープン当初は札幌狸小路ビヤホール)」。100年以上の歴史を持つ北海道最古のビヤホールだそうです。

店先(2階部分)にはビアマグを手に持った人形“ビール男爵”が出迎えです。


昭和38年創業の「蟹鮨 加藤」。大阪の「かに道楽」の看板装飾はずわい蟹ですが北海道はやはり毛蟹ですね。

「花いち 都屋」。平時であれば浴衣姿の内外客が溢れていたのでしょう。


「質蔵屋」とエゾヒグマ。

「狸小路2丁目」。
「狸小路2丁目」の装飾。

「宮文刃物店」。和包丁等の専門店で外国人にも人気だったでしょう。
我が家には刺身包丁(柳刃&蛸挽)に出刃と菜っ葉切の和包丁がありますが前々から「鱧切り」に関心があります。ただ最近あまり「鱧(ハモ)」を処理する機会がないので見るだけで我慢です。


また商店街では札幌市の許可を得て道路を有効活用して賑わいを演出する「狸小路テラス事業」を実施中です(〜9月30日(木)、1丁目から7丁目まで約90店舗が参加)。「タコとハイボール 札幌狸小路2丁目店」では店舗前にテーブル・イスなどを置いています

「狸小路3丁目」。
「狸小路3丁目」の装飾。華やかです。

コンテナを活用した果物店。高級品が並びます。

「狸小路4丁目」。
「狸小路4丁目」の装飾。

「北海道みやげ たぬきや」。大きなたぬきの置物がお出迎え。

「狸小路5丁目」。
「狸小路5丁目」の装飾。空飛ぶタヌキマンでしょうか。

狸小路100周年を記念して建立された「本陣狸大明神社」。ここの狸像(狸地蔵)には商売繁盛や安産祈願など八つの徳(八徳)があると言われており、多くの参拝者で賑わうそうです。

ご本尊です。
「狸地蔵八徳」。


「狸小路6丁目」。
「狸小路6丁目」の装飾。

「サンルート・ニュー札幌」前の流政之氏作「PONSA」。


「狸小路7丁目」。アーケード装飾はありませんでした。

このあたりは雰囲気も少し違いディープな感じがします。こちらは中古盤専門店の「フレッシュ・エアー 」。

さらに「タヌキセブン 平和ビリヤード」、「アルキ&アリエ占い“タロット館”」に「唄・呑・集 ルマンド」。一人で入るにはかなり勇気が必要です。

シンガポール料理の店もありました。「 KURA-KURA」。


本来「狸小路商店街」は1丁目から7丁目とされ8丁目は別の「狸小路8丁目商店街」。アーケードもありませんし歩行者天国でもなく様相は異なります。ただ市民の間でも店の側でも総じて“狸小路”とまとめられることが多いとか。


更に9丁目東カドには昔ながらの雰囲気を持つ「三角山五衛門ラーメン」が。暑さが収まれば試してみたくなる雰囲気でした。以上で「札幌狸小路商店街」の散策を終え地下鉄東西線「西11丁目」駅から帰路につきました。

「札幌狸小路商店街」もコロナの影響を大きく受けていることと思われます。以前旅行で来た際にはインバウンド客が大きな土産荷物を路上に積み上げていた程でしたから。そこまで戻るには時間がかかるでしょうが国内客はもう後少しです。「狸まつり装飾」で元気をもらい頑張ります。ありがとうございました。

「札幌狸小路商店街」
札幌市中央区南2・3条西1~7丁目
TEL.011-241-5125(札幌狸小路商店街振興組合)
(2021.7.29訪問) 

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