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札幌・円山生活日記

レブンアツモリソウとクマガイソウと。~北海道大学植物園~

今日は「北海道大学植物園」の散策です。 同園ウェブサイト「見ごろ情報」で『まもなく見ごろが終わります』と案内されている《レブンアツモリソウ》や《ハンカチノキ》、そして《ラッキーライラック》探しなどが目的です。また昨年たまたま見かけた《エゾリスの引っ越し》の再来にも淡い期待を抱いて出かけてきました。後者は当然のことでそう都合良くはいきませんでした。そんな散策模様です。
「北海道大学植物園」の正門入口。 同園は札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったクラーク博士の進言に始まり宮部金吾博士の計画・設計により1886年(明治19年)に開園した日本で2番目に古い植物園です。
入口すぐの「植物園門衛所」。園内に6棟ある重要文化財の一つです。先ずは《レブンアツモリソウ》《ハンカチノキ》⇦こちらとの表示に従って温室方向へ。
途中の藤棚。規模は小さいですが見頃です。

温室前には《レブンアツモリソウ》などの日本の野生ランや北米の《エンレイソウ》などの鉢物が展示されています。

北海道・礼文島にのみ生息する希少種の野生ラン《レブンアツモリソウ》。
《アツモリソウ》。平敦盛の背負った母衣(ほろ=平家の赤)に見立ててつけられた和名だそうで平敦盛を討った熊谷直実の名からとった《クマガイソウ》と対をなしているとか。
その《クマガイソウ》。
《チョウセンキバナアツモリソウ》。
《ツルラン》。
《サルメンエビネ(猿面蝦根)》。
北米のエンレイソウ《トリリウム・グランディフローラム》。
同じく《トリリウム・スタミネウム》。


近くには路地咲きの《クマガイソウ》。


博物館建築としては国内最古である「博物館本館」などがある「重要文化財群」前の「南ローン」にある⦅ハンカチノキ》の巨木。最後の見頃です。

その周辺では《ユキザサ》が多く咲いていました。


続いて《ラッキーライラック》探しへ。「宮部金吾記念館」正面左にはスミス女学校(現北星学園)の創始者サラ・C・スミス女史がアメリカから持参したとされる札幌最古の《ライラック》がありますが木が古いのか花が咲いているのは木の上の方だけです。
近くで見付けた《ラッキーライラック》。

「ライッラック並木」でも探しますが《ライラック》の開花状況が思わしくなく発見できた《ラッキーライラック》はもう一つだけでした。残念ながら以上で諦め「川下公園(ライラックまつり会場)」に期待することにします。

最後に「ハルニレの林」など木々が生い茂り如何にも《エゾリス》がいそうな場所を巡ったのですが出会いはありませんでした。地元の「円山公園」と勝手が違うのと自然のものですので簡単には期待通りにはいきません。そんな本日の散策でした。ありがとうございます。

「北海道大学植物園」
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円
(2024.5.23)

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