本日は「石山緑地」でアートと紅葉めぐりです。アクセスは地下鉄南北線「真駒内」駅から「中央バス(101・102・真101・真102)」を利用しバス停「石山東3丁目」から徒歩3分ほどです。
札幌市南区にある「石山緑地」は建材に最適とされた札幌軟石の巨大な石切り場跡を公園へと再生させ「ふるさと文化百選」にも選ばれた大自然とアートを融合させた公園です。
「石山緑地」をデザインしたのは道内在住の彫刻家から成る造形集団「CINQ(サンク)」。荒れたまま残っていた札幌軟石の産出地であり石切り場跡地を蘇らせようとが立ち上がり苦労の末に1996年の開園にこぎつけたとか。公園内の所々に石を用いたアートが置かれています。
入口すぐの広場にある石と金属で造られた「てつなぎ石」(手前)と「スパイラルスプリング(水と石の遊び場)」のシンボル「石の塔」(奥)。
これらのアートはいずれも遊び場にもなっており「スパイラルスプリング(水と石の遊び場)」には水が流れています。
「スパイラルスプリング(水と石の遊び場)」奥の石切り場跡。砕石跡を思わせるノミの跡が石に残っています。
シラカンバ林や芝生の緑と岩肌のコントラストが印象的な「沈黙の森」と中央のジャングルジムのような赤いオブジェ「赤い空の箱」。
「赤い空の箱」は実際に上り下りができ子どもたちに人気だとか。大人には少しマスが小さかったです。
岩肌が露出したまま残されている石切り場跡。
ネガティブとポジティブを表現したという高低差のあるコロシアムのような不思議な空間「ネガティブマウンド(石の広場)」 。
この場所は様々なイベントにも利用され今年の夏には3000個ものキャンドルを照らした音楽ライブなどを行う「キャンドルナイト」(無料)や「石山緑地薪能」(有料)などが開催。
「ネガティブマウンド(石の広場)」のアーチから見た紅葉 。
「ネガティブマウンド(石の広場)」から「午後の丘(芝生広場)」へ。
「午後の丘(芝生広場)」には石で出来た秘密基地のようなアートがあり子供たちが隠れんぼなどで遊ぶことができます。
「午後の丘(芝生広場)」の「スプリンクルキューブ(石の造形)」。
広場下の「スプリンクルキューブ」。
主要なアート以外にも公園内のベンチやサイン、照明灯、フェンス、ゲートなども造形集団「CINQ(サンク)」の制作物とか。こちらの駐車場出入り口のゲートもアートです。
以上で散策終了。明治時代から札幌硬石を産出した現在も工事用の砕石などが生産されている「硬石山」を見ながら次の目的地「芸術の森」へ向かいます。ありがとうございました。
「石山緑地」
札幌市南区石山78
入場自由、ただし駐車場は11月下旬~4月中旬の冬期閉鎖
011-578-3361(藻南公園管理事務所)
(2024.11.1)
「石山緑地」
札幌市南区石山78
入場自由、ただし駐車場は11月下旬~4月中旬の冬期閉鎖
011-578-3361(藻南公園管理事務所)
(2024.11.1)