本日は9月3日・4日に開催された「琴似神社」の例大祭と神輿渡御です。
「琴似神社」は明治8年(1875年)に北海道開拓使最初の屯田兵として琴似に入植した240戸の人たちが出身地であった仙台藩亘理伊達氏の祖伊達成実公を武早智雄神として祭神としたのが創始という歴史ある神社です。また例祭日の9月4日は明治14年(1881年)に明治天皇の北海道巡幸と琴似屯田巡視を記念して定められた北海道開拓に由緒深い日です。
手水舎にも北海道を形どった水受けが置かれています。
第二の鳥居の境内にある「安全神社」。こちらは9月3日が例大祭です。
神門から拝殿へ。
拝殿内に安置された神輿。
万度祓いの出発前に記念撮影される皆さん(3日)。
神門内の「御門山琴似天満宮祭神」。『学問の神様』菅原大神(すがわらおおかみ)が御祭神。
また神門内奥には琴似屯田兵屋」があります。明治8年に屯田兵の佐藤喜一郎氏に支給された家屋を昭和39年(1964年)に移築・復元したもの北海道指定有形文化財です。
老朽化のため建物内には入れませんが当時の農具などが置かれた室内を外から見ることができます。
保管庫から出されスタンバイする「琴似神社」(琴似祭典区)の山車。
4日の例大祭当日は9時から拝殿内で例大祭の神事、10時から神輿渡御です。
お祓いの後に祭典委員一行が入殿され「例大祭」神事開始(4日)。
斎主による祝詞奏上等の一連の神事の一環として宮司さんが披露された「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」。
弓の弦を鳴らして邪気を祓い厄除招福を祈念する神事で伝承する人も少なくなったそうです。
祭典委員一行が退出され神事は終了。
午前10時に神輿渡御一行が神社を出発。
神輿・山車は琴似、山の手、新川、八軒などを巡行します。
山車人形の「ましらの石」(前)と「名和長年」(後方)。.
琴似祭典区をひと周りし最後にJR琴似駅の少し奥から神輿・山車に稚児行列~樽みこし~八軒音列~屯田踊り列が加わり神社に戻ります。
琴似神社の奉納園芸は第一鳥居脇の演舞場で3日・4日の両日とも13時から。有志のカラオケ大会で始まり、琴似地区の方々のダンスやバトン、アイドルグループによるステージなどがあります。またJR琴似駅から神社までの歩道には縁日屋台が出て賑わっていました。歴史ある「琴似神社」の秋のお祭りでした。ありがとうございます。
北海道札幌市西区鎮座「琴似神社」
札幌市西区琴似1条7丁目1-30
社務所受付時間【9時〜16時】閉門16時
☎️011-621-5544
札幌市西区琴似1条7丁目1-30
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(2024.9.5)