本日は「札幌護国神社」で「茅の輪くぐり」です。6月の夏越の大祓には「北海道神宮」を含め「茅の輪」が設置される神社が複数あります。12月の年越の大祓時期には減るのですが「札幌護国神社」では設置され年末恒例の「茅の輪くぐり」ができます。アクセスは地下鉄南北線「幌平橋駅」下車すぐです(地図)。
「札幌護国神社」。明治10年(1877年)の西南の役に戦病没した屯田兵の霊を慰めるために明治12年に創建された由緒ある神社です。
「神門」前には「大祓」の幟が出ています。
「大祓(おおはらえ、おおはらい)」は日本の神道儀式の祓の1つ中で毎年6月30日(「夏越の大祓」)と12月31日(「年越の大祓」)に行われるのが恒例です。「札幌護国神社」では12月31日に拝殿にて「年越大祓式」を開催するとともに式に参加できない場合でも各自自由に「茅の輪くぐり」をできるよう12月20日頃より31日まで境内に「茅の輪」を設置しています。
社殿に向かって右手(北回廊)に設置された「茅の輪」。茅(ちがや)で作ったこの輪をくぐり穢れを落とし身を清めるのが習いです。
2箇所に「茅の輪のくぐり方」が掲示されています
①正面にて一礼。茅の輪をくぐり左に回ります。
②正面に至り一礼。茅の輪をくぐり右に回ります。
③正面に至り一礼。茅の輪をもう一度くぐり左に回ります。
①正面にて一礼。茅の輪をくぐり左に回ります。
②正面に至り一礼。茅の輪をくぐり右に回ります。
③正面に至り一礼。茅の輪をもう一度くぐり左に回ります。
「茅の輪」をくぐる時には次の神拝詞(となえことば)を言いながら行うのが作法とのこと(神拝詞は一例のようです)。
「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)」。
「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)」。
最後に④正面に至り一礼。茅の輪をもう一度くぐり、そのまま社殿へ進み参拝します。
社殿では二拝二拍手一拝で拝礼。
社殿前には初詣客用に各種の御札等の案内。
こちらは新年の干支(巳)とシマエナガの切り絵御朱印。新年1月1日よりの頒布だそうです。
続いて「社務所」へ。
「社務所」内で「大祓人形(おおはらいひとがた)」(形代:かたしろ)を受領しお祓いをお願いします。
「ご案内」に従い「形代」に記名し初穂料とともにお納めします。ご神前及び鴨々川で清めた後にお焚き上げを行い災厄の消滅等を祈念いただけるとのこと。
初穂料を納めると「神符」「ミニ茅の輪」「厄除けの湯(入浴剤)」がいただけました。続いて近くの「彌彦(弥彦・伊夜日子)神社」へ。
「彌彦(弥彦・伊夜日子)神社」は明治末に新潟県から札幌に移住された有志の方々が小さなお宮を建立したのが始まり。御祭神は新潟県・越後一宮弥彦神社「天之香具山命(あめのかぐやまのみこと)」。昭和45年(1970年)に太宰府天満宮より学問の神様である菅原道真公の御分霊を拝戴し「札幌の天神さま」とも呼ばれます。
同神社でも夏越の大祓には「茅の輪」が設置されていたのですがこの時期はありませんでした。代わりにこちらの手水舎には・・。
赤いバラによる大きなハートマークと・・。
うさぎのミニ雪像。シマエナガもいます。「彌彦神社」にはご祭神の天之香具山命(あめのかぐやまのみこと)が田畑を荒らすうさぎを諭し改心させたという『彌彦山のうさぎ神話』が伝わり『うさぎ神社』とも呼ばれることから境内の所々にうさぎがいます。
手水鉢にも親子の雪ウサギ。
賽銭箱の上にも雪ウサギです。
この数日はマイナス気温の日が続くのでミニ雪像も持ちが良いようです。
『うさぎ神社』こと「彌彦(弥彦・伊夜日子)神社」でした。
「中島公園」内を歩き帰路につきました。ありがとうございます。
(2024.12.29)