行き倒れ(雪倒れ?)の女性・早苗を助けた格之進。質屋に取られた父の具足を3両にて取り戻した。
しかし高遠名物子の刻登城をめぐりその父・鎌田新左衛門と若手藩士が対立する。そして具足が長屋の火事で焼け、さらに新左衛門は火傷を負う。これは子の刻登城のショーアップを目指した若手藩士達の謀略だったのだ。
火事の真相は相沢という藩士の屋敷からの火災であった。そして国家老も叱責を受けた。その場で新左衛門は具足なしで登城したいと申し出るが、筆頭家老の息子・小坂鉄次郎に登城差し止めを命じられてしまう。
新左衛門は途方にくれ、墓前で割腹自殺。早苗の許婚である毒味役の笠井一之助は小坂が新左衛門を自殺に追い込んだとご老公達に伝える。そして息子・小太郎は刀を捨ててしまう。
「侍なんかもういやだー!!」
そこに小坂が。そして家名断絶の旨申し立てるが、ご老公が異議申し立て。そうなると格闘。小坂は三日以内に早苗と小太郎、笠井に高遠から出るように言ってその場を去った。しかし内藤公は追放処分をよしとしなかった。それに対し小坂は子の刻登城で殿を見返すと宣言。
一方、早苗と小太郎は刺し違える覚悟であった。それを格之進が止める。そして小太郎に登城するよう呼びかける。
登城本番、格之進のコーチの元小太郎は走った。そして登城の太鼓が鳴り格之進と小太郎が。おののく小坂、「家名断絶、追放処分の者が何を言うのか!」と抵抗するが、内藤公は老公であることを悟る。それでも小坂は執拗に抵抗するため助三郎と格之進が遂に取り押さえる。内藤公は小坂に踊らされた己を悔いた。
東野時代には老公の背中がラストを飾っていました。一度はそういうのも見たいもので・・・(西村さんになってから顔アップとなったはず)
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