いやいやながらに鉄砲箪笥組頭に挨拶する太一。しかし撃たれた受刑者のひとり、次助(岩田光央)は無実を主張する。しかしその声が届くことはなかった・・・
数日後、軒下で太一と坂田京太郎(杉田智和)は雑談。そこで次助のことを話す太一だったが、京太郎は「死んだ奴が生き返るわけでもねぇよ」と一旦断った。
しかし鶴屋(松岡由貴)が現れる。鶴屋は次助の妻から仕事を依頼されたという。話によれば次助は武州の農民で、一揆を企てた罪でお縄になったという。しかし村が一揆を起こしたという根拠はすべてお上のでっち上げだと妻は言うのだ。
ハルヒ(平野綾)たちはすでに鶴屋の話をきいて武州へ向かっていた。そして次助の妻・丑(愛河里花子)をたずねる。
1年前、次助は突然郡代の村田十三郎という男に一揆の罪で捕らえられたという。そのとき同様に5人の農民が捕らえられ、そして牢屋敷で鉄砲の餌食になった。これはお上の陰謀だと考えた丑は、思い余って鶴屋に駆け込んだというわけ。
「それだったらたやすい御用です」
ハルヒはさっそく丑の頼みを聞き届けることにした。やる相手は村田と当時捕り物に参加していた岡っ引きの実松、裏切り者の仁平、そして元関東郡代の真島頼母。
日和のみくる(後藤邑子)が早速太一にこの話をする。すると太一は驚愕した。村田と真島は先の鉄砲試し撃ちに同席していたのだ。ハルヒと小雪(茅原実里)から話をきいた京太郎も同様の反応だった。
「お前正気か?鉄砲組頭なんて斬れるわけねぇよ」
「でも、そいつら放っておいたから次助さんは無実の罪で死んだのよ。そのまま捕らえた役人を放っておくと、大変なことになるわ」
「かげふみ人は悪の影を踏むのが本領」
こうしてかげふみ人は仕事に取り掛かる。
仕事の済んだ翌日、太一に思わぬ知らせが舞い込んだ。
「明日から北町奉行所に戻っていいぞ」という与力のお言葉。結局古泉太一の拘置所暮らしはわずか1週間で終わってしまいましたとさ。
「まったく、太一のこの1週間はなんだったんだ」
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