仙台で前夜ベガルタJ1復帰ならずという現実を見ているオラは、ゼブラはかならずT1に戻ってみせると息巻いていた。
ゼブラのバスが到着すると、オラは喜び勇んで歌を歌う。まるで異国のリーガの雰囲気である。
それをどんな気持ちで盛岡ゼブラの選手・関係者たちは聞いていただろうか。
ピークスには負けられない 闘志こめて戦え
向かい風に立ち向かえ 盛岡ゼブラ
ピークスというのはビアンコーネ福島の前身であるノーザンピークス郡山のことだ。
この試合では去年の分まで気合を入れて歌い、応援した。
ゼブラを信じる、信じてる。それを力に、90分歌を止めなかった。
ビアンコーネの猛攻が最後まで続いたが、それをしのぎ切ってついにT1復帰だ。
実はこの試合は2-2で引き分けだったが、第1戦でゼブラは1-0と勝利を収めており、合計3-2でゼブラの勝ちとなった。
試合終了後、オラはゼブラの選手たちとともに写真撮影。考えてみればこのとき初めてオラはゼブラの12番目の選手になった気がする。
また、この様子をインターネットに流したことでオラと盛岡ゼブラの名前が広がるきっかけとなった。
何はともあれ、苦難の2008年を乗り越えた。オラの目標はこのときからT1制覇から日本一、2016年の岩手国体と天皇杯優勝の二冠達成へと切り替えることになる。
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