消えた地名が診療所名に残る「女塚」1 / 東京都大田区

消えた地名が診療所名に残る「女塚」1 / 東京都大田区

現在の大田区西蒲田の一部は、かつて「女塚」という地名でした。
今は東京都内で女という性別が付く土地の名前は見当たらないとか。

女塚神社の由来に、
「新田義興憤死のおり、侍女であった少将局が忠節を尽くしてともに害せられたのを村民が憐れみ、この地に祀ると伝えられ、
八幡社を遷座する以前より村民の崇敬の厚い聖地でありました。現在も境内の一隅に女塚霊神の塚が残っています。」

なんとも不思議な地名でしたが、あの味気ない地名変更整理で、その名は消えてしまいました。
しかし地元で長く続く診療所の名前に、現在も残るその名を発見して、「君の名は」ではありませんが、
以前の記憶が蘇ってきました。
「女塚」の西側は「堤方」で、やはり消えてしまった町の名前ですが、こちらの由来は記念碑になっていました。