「骸蜘蛛」
ネルスキュラ亜種
Shrouded Nerscylla
鋏角種
鋏角目 スキュラ科
全長約879.03〜1188.69cm
全高約909.6cm(結晶込み) 606.5cm(結晶抜き)https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1674768518099898368?s=19
・狩猟地
旧砂漠、未知の樹海
・概要、特徴
主に旧砂漠にて棲息が確認されている、影蜘蛛ネルスキュラの亜種。
捕食したフルフルの外皮を剥ぎ取り、外套皮として纏うことから「骸蜘蛛」の異名をとる。
甲殻は通常種とは対照的な宵闇色で、複眼は翡翠色である。また、背部の毒の結晶は通常種では出血毒だが、本亜種は麻痺毒となっている。
・生態
通常種とは異なり、外套皮はフルフルから剥ぎ取ったブヨブヨした皮である。保湿性に優れたこの種の外套皮は砂漠地帯で乾燥から身を守るのに適した、まさに生きるために必須のものであり、灼熱と乾燥に晒される日中は砂中に潜むことでそれを避け、夜に活動を開始する完全な夜行性である。
通常種と異なって糸で巣を張ることはなく、獲物を捕食する際には地中で待ち伏せし、頭上を通過したところを地中から鋏角で喰らいついて両断する。
最近の研究では、本亜種の幼生は腹部から放った糸を風に流すことで空を飛んで移動する習性があり、それによって地底洞窟に辿り着けた個体は腐肉を捕食して成長、その過程でフルフルを捕食できた個体のみが、産卵期になると故郷の砂漠まで戻るという習性を持つことが明らかとなっている。
・食性
肉食性。アプケロスやその死骸を捕食する様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662461498667716608?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵と戦闘する際には獲物を捕食する時同様、地下に潜って標的が動いた時の振動を頼りに足元まで接近、真下から鋏角を伸ばして食らいつき、猛毒を与えるという攻撃方法をとる。
また、本亜種は通常種のように獲物の拘束に糸を使うだけでなく、粘着糸を周囲の岩山などの高所に伸ばし、連続して振り子のような運動を行うことで外敵を翻弄する習性をもっており、普段からもこの方法で砂漠地帯を移動している様子が確認されている。
この振り子運動ですれ違いざまに外敵を背面の麻痺毒の結晶をぶつけ、相手の動きを封じる。
・利用
影蜘蛛の外殻が高級品として重宝されるほど美しい白色なのに対し、骸蜘蛛の外殻は夜空に紛れる毒々しい青紫色となっており、その希少性と品質の割に敬遠される場合も多い。
しかし武具の素材としては非常に優秀であり、この素材を用いて作られた防具は夕闇色の装甲が獲物すら魅了すると共に、一部の隙も見せない堅牢さから戦意すら奪ってしまうという。
また、関節部には工房が誇る最新技術が施され、羽のような軽さと華麗な武器捌きを可能にする。
武器として加工しても、軽さと強度を両立した業物として評価され、闇に紛れて獲物の命をを刈り取るとされる。
・ソース
ハンター大全4 93p
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 76〜77p
5.https://s.famitsu.com/news/201502/02070720.html?s=09