秋津蛉のモンスターリスト

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海竜種の書 海竜 ラギアクルス

2024-02-18 23:20:35 | 海竜種





「海竜」

ラギアクルス
Lagiacrus
海竜種
海竜目 海竜亜目 電殻竜下目
ラギアクルス科
全長約2330.75〜3310.73cm
全高約457.1cm
前脚裏のサイズ約213.4cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1759150026201436418?s=19
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林、渓流、密林、遺群嶺


・概要、特徴

海竜種を代表して「海竜」の通称で呼ばれる大型モンスター。
海の生態系の頂点に君臨するモンスターであり、「大海の王者」、「海洋(大洋)の支配者」、「海原(大洋)の主」などとも称され、多くの船乗りに恐れられている。





頭の後方に伸びる角、海に溶け込む蒼い外殻、そして背中に並ぶ突起が外見的特徴。
長大な尾は左右に平たいヒレ状になっており、水中で大きな推進力を生み出す。
歯の形状は陸上の肉食竜に近いが、水中に棲息する動物のもつ硬い皮膚や甲羅、厚い脂肪を貫くため、より長く鋭い形状となっている。
また、顔の外殻にも牙状の突起が16本あり、上下の顎の骨格には核となる突起がある。
前脚の爪は90㎝強という長大なもので、鰭状に進化している途上と考えられているが、これで突き刺された跡の残るエピオスの化石が見つかっている。
ラギアクルスの名の由来は、『電光を放つ大渦』
「ラギア」は”光を放つ”、「クルス」は”大渦”を意味し、地元の人が海で光を放つ渦を見てその名前をつけ、公式の名となったという。





・発見に至る経緯
本種が最初に目撃された報告はモガの村のギルドにもたらされ、美味で名高いモンスターの肝の採取を依頼されたハンターが海沿いの崖を歩いていたところ、海面が大きく盛り上がり、目にも止まらぬスピードで長い首が草食獣を追っていた肉食竜に喰らいつき、海中に引き摺り込んだという。
王立書士隊では、 古龍観測隊と協議の結果、 この生物の名前を「ラギアクルス」と命名した。 当時の樹形図には記載されていない系統に属す生物として、その習性を調査しつつ、ハンターからもたらされた素材と、つい最近発見されたという全身骨格の研究を基に、 新しい第四版の樹形図の製作が行われた。

・生態
水中生活に適応した進化を遂げた結果、一息で半日は余裕で潜水できる程の驚異的な肺活量を誇り、また水中で口を開けても海水が流れ込まないように、喉の骨で蓋をする構造になっている。
強靭な後脚と長い尾を利用した遊泳速度は速く、軟骨と筋肉によって可動する頭部側面のヒレを巧みに使うことで水流をコントロールし、猛烈な勢いで獲物への距離を詰める。
その巨体と俊敏性も相まって、繰り出される突進は石柱を一撃で粉砕するほどで、すれ違いざまに巻き起こる水流はそれだけでハンターを押し流す。
主な生息域は沿岸部から外洋だが、その活動域は海だけに留まらない。
ある程度の水深があれば水没林など淡水の川にも姿を見せるほか、近年では川を遡ったユクモ地方の渓流、テロス密林の湖岸等の淡水域、果ては高地の水源である遺群嶺での出現報告も挙がっている。








海洋生態系の頂点に君臨し、天敵がいないに等しいため、あろうことか大型飛竜に積極的に攻撃を仕掛けて獲物を横取りしようとする姿も報告されている。




その獰猛さ故に、海上で船が襲撃される例も多々ある為、船乗りや漁師からは「海凶」とも呼ばれ、恐れられている。
そのため、出現した地域にはギルドによって厳戒態勢が敷かれることもある。






ラギアクルスの最大の武器は、その名の由来ともなった大規模な放電である。
体表付近にある筋肉を高速で収縮させる事で発電細胞を活性化させて発電、その電気を背中の背電殻に送り込み、蓄電することが確認されている。
そのため、背電殻の骨には発電細胞と対をなす、大量の蓄電細胞が詰まっている孔がある。
角の骨にもそうした孔が確認されているが放電は確認されておらず、頭部に近い骨のために放電する機能が発達しなかったか、退化したためと推察されている。
膨大な電気を宿した背電殻は海中を淡く照らし、電力が最大限まで溜まると非常に美しい蒼光を放つことから、《青藍雷公》の異名を持つ。
しかし、その美しさとは裏腹に、雷公の光を見た者は、二度と生きて土を踏むことはできない、とも言われている。











ラギアクルスはこの放電能力を狩りに用い、獲物を見つけると蓄電行動に入る。
この時雷の柱が水面に立ち、これがラギアクルスの狩りの合図である。
群れる獲物に対しては群れ全体を水面に追い込みながら長い体で螺旋を作り、巨大な渦を発生させ、群れが一塊になったところで一気に放電して仕留める。
この海面で発光する巨大な渦はラギアクルスが狩りを行っている証拠であり、漁師の間では海凶のシンボルとして知られ、「渦潮を起こす者」と呼ばれる所以でもある。


ラギアクルスの筋肉は白筋の比率が多く、発電行為を繰り返すと疲労しやすい。
疲労したラギアクルスは白筋を休ませるために上陸するが、そのために陸上で発電する余力は無いと考えられている。










しかし、近年では積極的に上陸して捕食を行ったり海辺の農村に被害を齎す事例も増えており、あまつさえ前述の説を覆すような大放電を繰り出す姿も目撃されている事から、捕食や外敵の排除のためといった疲労以外の理由で上陸してきているものと考えられている。
また、多くの海竜種は陸上で産卵する繁殖方法であるため、 同じく海竜種であるラギアクルスも同様の繁殖形態だと考えられているが、これまでに卵や幼体などの確認報告がなく、繁殖方法については全てが謎に包まれている。
・食性
肉食性で、エピオスや魚類などの水棲生物を主な捕食対象とするが、空を飛行するガブラスなども水中で一気に加速し、海面から空中に躍り出て捕食するという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1705576547619606587?s=19
また、近年では陸上でケルビなどを捕らえて捕食する様子も確認されている他、胃内容物からキングロブスタを捕食している事も分かってきた。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1655091263828525057?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490874217088229376?s=19
・危険度、戦闘能力
生態系の頂点捕食者に違わず、その危険度は大型飛竜に匹敵する。
外敵を視認すると雄々しい咆哮を轟かせ、背電殻に蓄電を開始する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490874325783572480?s=19
最も危険な攻撃としては、とぐろ状に身体を丸め、蓄電した電力全てを解き放つ大技『大放電』は落雷に相当するエネルギー量を持ち、その電熱は周囲の海水を瞬時に沸き上がらせるほど
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490873928654360577?s=19











また、近年では電気の塊を自身を中心に回転させて周囲を攻撃する、地面から立ち昇る電流を発生させるといった攻撃パターンを会得している個体も確認されている。
また、体内に逃げた電気を特殊な粘液に帯電させ、ブレスとして放つこともできる。
ブレスの射程距離は長く、着弾地点に電撃を拡散させる性質を持つ。これにより蓄電、放電の範囲外に逃れた獲物をも仕留める。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1653980485692043265?s=19
放電能力だけでなく、巨体から繰り出される突進やタックルの一撃も凄まじい威力を誇り、水中、陸上を問わずハンターの脅威となるだろう。






・利用
ラギアクルスから得られる皮は柔軟性が高く、高価な革製品の素材として知られている。屈強な個体から得られる皮はそれに加えて高い強度も併せ持ち、様々な用途に利用される。
強靭で美しい鱗は様々な需要があり、光に当てると様々な青色に輝くため需要があり、価値が高い。
特に「海王の大竜鱗」と呼ばれる鱗は海水が常に滴り、その美しさからモガの村では希少な特産品となっている。中でも、稀に採れる特大の鱗は天才画家の絵画に匹敵する装飾として扱われる。

また、粘液は美顔油として利用される他、尻尾は珍味として加工される。
角は力の象徴として古くから多くの需要があり、上質なものは所持しているだけで一目置かれる逸品。












強大な力を持つラギアクルスから得られる素材を用いた防具は、大海原の主である海竜を征した者だけが身にまとうことを許される、輝かしい栄光を宿すと言われる装備である。
深い蒼色が海を統べる者の風格を宿らせ、ラギアクルスの硬い鱗を使って作られたこの防具は装備者に勇気と力を与え、潜在能力を最大限に引き出すことが可能になると共に、感覚が鋭く研ぎ澄まされるという。
また、 迅雷をはね除けるほどの装甲は雷に対する高い耐性を持ち、いかなる衝撃にも耐えられる。
ラギアクルスの素材は雷に対する耐性が非常に高く、外部からの電撃を容易に撥ね退け、内側から生じる高出力の電撃にも耐え抜く。
この性質とラギアクルスの発電器官を参考に生産された武器には怒れる海竜の如き力が宿り、攻撃と同時に電撃を上乗せする事で、獲物に外傷を与えるだけでなく内側からも傷付ける。
・ソース
MH3G
MHXX
復刻ハンター大全
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話
https://www.famitsu.com/blog/otsuka/2009/08/mh32309.html?s=09
https://dengekionline.com/elem/000/000/188/188575/?s=09



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