「潜口竜」
ハプルボッカ
Nibelsnarf
海竜種
海竜目 底足竜亜目 潜口竜下目 ハプルボッカ科
全長約1795.60〜2550.57cm
・狩猟地
砂原、砂漠、旧砂漠
・概要、特徴
砂の海で独特の進化を遂げた大型の海竜種。
全長の約3割を占めるほどの巨大な頭部と首元まで裂けた大口、極彩色の腹面が特徴。
砂上に露出する事が多い背面は砂色の堅い甲殻に覆われ、とりわけ様々な器官を含む頭殻は堅牢。眼の前には砂が入るのを防ぐように甲殻が突き出ている。
口の中にあるひだのような器官は栄養を取り込むためのものとされ、口内には赤く丸い口蓋垂が目立つ。
首元には紫色の特殊な開閉式の甲殻があり、この下にはエラが隠れている。
・生態
祖先は水棲の海竜種であったが、保水性の優れた色鮮やかな体液を循環させる事で砂漠の乾燥した環境に適応している。
常に半身を砂の下に潜めており、休眠中であっても全身を露出させる事は無い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1644873399527952384?s=19
砂を太い爪で掻き分けることで砂中を泳いで移動し、獲物を発見すると砂の中から襲いかかって捕食する。
その生態と巨大な口から、「潜口竜」とも呼ばれる。
縄張りには無数の砂の小山を築き、そのうちのどれかに身を潜めて擬態することで獲物を待ち伏せているが、鼻息によって砂が不自然に吹き上がるため発見は比較的容易。
待ち伏せしている時に何かが近付くと発達した聴覚でその音を察知、砂中を泳いで接近する。
そうして獲物の足元へ砂中深くから忍び寄り、突然砂の中から巨大な口を開いて飛び出し、大量の砂ごと丸呑みにする。
その口は大変大きく開き、リノプロスを2頭纏めて捕食できるほど。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1768236574356263078?s=19
視力は弱く、獲物との距離感を測る程度にしか使わない。
顎の力は非常に強く、閉じる度にガチガチと音を立て、火花を散らせるほど。
音に敏感な特性を利用し、ハンターの間ではわざと大きな音を立てて、ハプルボッカに爆弾を呑み込ませてダメージを与えるという狩猟法が確立されている。
また、強烈なダメージでダウンしたところをルアーを使って砂中から釣り上げ、柔らかい腹部を攻撃するという狩猟法も知られている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1494508005420777475?s=19
なお、獲物と一緒に飲みこんだ砂はエラから排出されるが、このエラは元々は水中で暮らす幼体が呼吸に使っていた器官であり、肺が発達して成体になると砂漠へ生息場所を移すのだという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1768215035963420673?s=19
非常に食欲旺盛なため、荷車の立てる音や振動が原因となり、砂原を移動していた商隊が奇襲を受け、荷物を丸ごと呑み込まれるという事件が後を絶たない他、一箇所に複数個体が現れれば恐暴竜のように生態系を乱す可能性も指摘されている。
・食性
肉食性。リノプロスを丸呑みにする様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1622503076509761537?s=19
・危険度、戦闘能力
生息域での被害は度々報告されるものの、その砂漠地帯に強く適応した生態から人里で暴れるといった被害はまずなく、危険度は奇怪竜等と同程度とされる。
外敵を発見すると鳴き声を上げることもあるが、地中から奇襲を仕掛ける事も多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1494509503726850052?s=19
戦闘でも砂の中から奇襲をしかけて一気に噛み付いたり、口を開けて突進するなど、攻撃方法も殆ど捕食方法と同じであるが、時には大量の砂を取り込んでエラや口から吐き出して攻撃を仕掛けることもある。口から吐き出す砂ブレスは水属性を帯びる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1494510499748212741?s=19
・利用
ハプルボッカの外殻は強度に優れ、独自の武具を生み出す素材となる一方で上質なものは加工が困難。
また腹部の皮はとてもしなやかで防具の裏地などの素材として需要が高いほか、極彩色の体液はその保水性から武具の性能を大きく高めるという。
それらの素材を用いた試作装備の強化外殻、対飛竜用装甲はギルドが誇る技術の結晶であり、絹のような軽さと鉄のような硬さ、優れた衝撃吸収性を併せ持つ。
防具は全体的に茶系の色彩であるが、襟や裏地はハプルボッカの腹部のように鮮やかな青色をしている。
部分的に色が深く、湿地帯や水没林などではそれが保護色となってモンスターから見つかりにくくなるという噂もある。剣士は腰に小さなポーチが付属しているが、 ガンナーは腰や脚、そして専用の鞄など収納部分が多いところも特徴。
より上質な素材から作られたものはその軽さから武器の取り回しも早くなり、飛竜や古龍すら狩猟が可能な超一級品の防具となる。
また、その素材を用いた武器はギルドが総力を挙げて機密技術をつぎ込んだ対飛竜用に設計された代物であり、重弩は一部では砂漠地帯の傭兵集団が実戦に使っているという。
・ソース
MH3G
MHXX
ハンター大全4
https://s.famitsu.com/news/201108/08048146.html?s=09
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