「草食竜」
アプケロス
Apceros
草食種
鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 ケロス科
全長約963cm
全高約339cm
脚裏のサイズ約74cm
・狩猟地
現大陸…砂漠、旧砂漠、火山、未知の樹海(砂地エリア)など
新大陸…大蟻塚の荒地、導きの地
・概要、特徴
草食竜としては異色とも言える、世界中の乾燥帯や火山に棲息域を広げる褐色の体躯の草食竜。
側面に大きな突起を備えた甲羅で覆われた頭部と背中、鋭利な棘が複数付いた棍棒のような尻尾が特徴で、体格は草食種としてはやや大柄。
アプトノスとは比較的近縁の種である。
灼熱の乾燥した地域に生息するために水分を逃がしにくい構造の硬質化した皮膚をもち、特に背中の甲羅はある程度鍛えられた武器でなければ弾き返すほど。その反面、腹部は比較的柔らかく急所となっている。
目の周りにはラクダの睫毛のように発達した長い鱗がある。
・生態
数頭の群れで生活し、餌となる植物の多いオアシスの畔を縄張りにしていることが多い。
餌が少なく天敵の多い過酷な環境に生息しているため縄張り意識が強く、侵入者には積極的な排撃を行う。
小型の肉食竜程度なら体当たりの一撃で吹き飛ばしてしまうほどのパワーを持ち、棘のある尻尾の攻撃は肉食竜や飛竜のみならず、不用意に近づけばハンターに対しても猛威を振るう。
これは餌が少なく外敵も多い過酷な環境下で生き抜く彼らにとっては不可欠な性質である。
餌の少ない場所で産んだ卵だけに、それに迫る危機には敏感に反応する。縄張りに産卵するための巣を作ると、親は卵を命に変えてでも死守しようとするのだ。巣への侵入者はもちろん、巣の周囲を通りがかっただけの外敵すら容赦なく排撃する。
生まれて間もない幼体でもすぐに成体とほぼ同じ大きさに育ち、強烈な体当たりで小型の肉食竜を蹴散らすようになる。
とはいえ、強大な大型モンスターからは一方的に捕食されてしまう事も多く、群れから引き離されれば毒で狩りを行うゲネポスやイーオスの群れにもあえなく捕食されてしまう。
火山や砂漠ではそうして命を落としたアプケロスの死骸を見かける事も珍しくなく、生態系を支える存在であることが窺える。
新大陸の個体群においては、群れに危機が迫ると、3頭で輪を作り、重心を落とし、背中を盾にする形で天敵から身を守ろうとする。これを防御陣系と呼ぶ。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/968698202886234113?t=W_Lv2kxlgcX0qnx5yzmCjg&s=19
この体勢の群れの守りは非常に強固で、大型モンスターの突進攻撃をも余裕を持って耐え凌ぐことができ、かのイビルジョーすら捕食を諦めてしまうことがあるほど。
・食性
草食性。
・危険度、戦闘能力
前述の通り縄張り意識が強く、敵とみなすと頭突きやトゲのついた尻尾を振って襲いかかり、執拗に攻撃を仕掛けてくる。尻尾や巨体から繰り出される突進は決して侮れない殺傷能力を持つが、動き自体は鈍重であるため、特に理由もなければ逃げるのが無難である。
・利用
肉や卵は大変に美味な高級食材として知られ、特に卵は美食家からの需要も多い。しかし、アプケロスの巣を襲うことは決して容易ではなく、卵を奪う仕事には自然と巨額の報酬が付いて動くようになる。
また、近年になってから、アプケロスの内臓には薬効成分があることが認められ、こちらも需要が高まっている。
また、堅固な骨も素材としての需要がある。
他には、防御陣系の際にアプケロスの陰に隠れることで大型モンスターから難を逃れたという調査員も少なくないという。
・ソース
復刻ハンター大全pg.54.102
モンスターハンター4G
モンスターハンターXX
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集pg.390.391