「鎧竜」
グラビモス
Gravios
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科
全長約1888.83〜2623.38cm
全高約875cm
脚の大きさ約272cm
・狩猟地
火山、地底火山、溶岩島、沼地、原生林、未知の樹海、遺群嶺など
・概要、特徴
火山地帯を中心に生息する大型の飛竜種で、岩竜バサルモスが長い年月を経て完全に成長した姿。他の飛竜を圧倒する存在感を持つ小山のような巨体を誇る。
火山という環境に晒され続けた事で鍛えられた、硬く厚い骨の外殻に身を包むことから「鎧竜」とも呼ばれる。
その甲殻は全ての飛竜の中でも屈指の堅さを誇り、かつ体躯も一般的に知られる飛竜種の中では最大級かつ最重量級で、その威容から「火山の主」の異名でも知られる。
幼体のバサルモスが纏っている鎧殻を脱ぎ捨てたようにも見える身体だが、これは成長に従って身を守る必要が少なくなると同時に、巨体を動きやすくするために必要以上の硬さを削ったためとされている。
なお、バサルモス同様に胸部の外殻は若干薄くなっており、破壊されると弱点となる点は変わっていない。
・生態
独特の層構造を成す重厚な外殻は岩石を食べ続け、更に地中の鉄分や石灰質を皮膚から少しづつ吸収してきた結果であり、優れた耐熱性を誇る。
更に、巨大な体躯は熱伝導率を低下させ、内臓器官も体の中心部に集中しているため、短時間であれば溶岩中を潜行する事が可能。
とはいえ当然生命のリスクを伴う行為でもあり、なんの意義を持つのかは不明ともされていたが、後述の理由からあえて体内に熱を蓄えるため、また長距離を移動する際に溶岩に潜る事がわかっている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1511123582083997700?s=19
しかし、この熱伝導率の低さは体温の放射をも困難にしており、溶岩に潜行する際に溜まった熱や食事によるエネルギー生産の過程で発生した熱は体内に蓄積されていく。
この致命的な欠点を補うのが、体表にある器官からのガス排出と、グラビモスの得意とする熱線状のブレスである。超高温のブレスを吐き、体内に蓄えられた高温を適宜放出することは彼らにとって欠かすことのできない習慣である。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1789958364513874417?s=19
これが強烈な武器として活用できることはグラビモスも熟知しており、外敵の撃退は勿論、あえて溶岩に身を沈めて熱を蓄えることで火山を離れ、熱線を使った狩りを行うというケースも報告されている。
また、この巨体と重量から飛行能力はほとんど退化しているが、大きな段差などの地形を乗り越える際などは羽ばたいてわずかに飛行する事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1511126631275847684?s=19
・食性
鉱物食で有機物を食べることは殆どないが、狩りを行うこともあるという。
この食性は生物が乏しく、食料の確保が難しい火山帯に適応した結果の生態。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1610615018525167622?s=19
消化器官では鉱石を分解するためのバクテリアを培養、共生しており、火薬岩や紅蓮石などの爆発性のある鉱石を含有した岩を好んで食べ、これらの鉱石を体内で爆発させることでバクテリアを活性化、繁殖させ、食べた岩石からより多くのエネルギーを得ている。
そうした化学反応を終えて不要となった岩石は火炎袋に送り込まれ、溶解させた上で溶岩中に吐き出されるが、外敵と対峙した際は熱線の材料して利用される。
・危険度、戦闘能力
領域を侵す者には大音量の咆哮で以て威嚇し、積極的な排撃を行う。
危険度は雷狼竜や炎戈竜に匹敵すると見なされており、動きこそ鈍重だが、巨体を利用した体当たりやボディプレスなどの攻撃は凄まじい威力を誇る。
咆哮
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1511122315697811460?s=19
狂竜化
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1511136576927010819?s=19
極限化
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1511137040183676929?s=19
外殻の表面に突き出た器官から催眠ガスを放出し、外敵の動きを止めてから攻撃を行う事が多いが、これは自らの鈍重さを補うべく得た能力だとされている。
遠方の敵でも一瞬で焼き払う熱線の熱量と威力は他の飛竜が吐くブレス攻撃とは比較にならないほど凄まじく、最早光線と呼ぶに相応しい程であり、触れたもの全てを焼き払い、地形さえも容易く貫通させてしまうほどである。
ある程度力を付けた個体はこの熱線を首を振りながら放ち、前面一帯を焼き尽くしてしまうという技も持つため非常に危険。
・利用
岩のような質感の外殻には希に食した鉱石類が含まれている事があり、高額で取引されている。また、近年は翼にも素材としての需要が見出され、価値が上昇している。
グラビモスの素材から作られた防具は単純な防御力は勿論のこと、ガンナー用は属性防御にも重点を置いた造りをもち、堅固な城壁のようにどんな攻撃も通さない。
しかし、その代償として石造りの床にもヒビが入ろうかという圧倒的な重量があり、身に着けているだけで猛者の証明ともなる。
また、グラビモスの素材を用いた槍や片手剣の赤く光る切っ先は鎧竜の放つ熱線と同等の高温となっており、突き付けた対象を内部から焼き焦がすという。
それらの武器は鎧竜の頑丈な素材を用いるため、防御力上昇の恩恵を得ることもできる。
・ソース
MH4G
MHXX
復刻ハンター大全pg. 67、89、163
モンハンフェスタ 2008メモリアルDVDブック pg. 40
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