秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

鳥竜種 掻鳥 クルルヤック

2024-04-17 23:06:57 | 鳥竜種








「掻鳥」

クルルヤック
Kulu‐Ya‐Ku
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ヤック科 クルル属
全長約793.09〜1108.52cm
全高約338〜430.34cm
脚の大きさ約70cm
・狩猟地
現大陸…大社跡、水没林、密林、砂原、溶岩洞
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、導きの地
・概要、特徴
主に温暖な気候の地に生息する鳥竜種。
肌色の鱗に覆われた体躯と前腕部と頭頂部に生えた鮮やかな暖色の飾り羽、独特な形状の堅く大きな嘴、そして発達した指を備えた前肢が特徴。







この前肢を使って引っ掻くように地中の物を掻き出すことから「掻鳥」の通称で呼ばれる。
前脚は3本の指で構成されており、球状の物が掴みやすいよう、中央の指が長く伸びた形状をしている。さらに指の先端付近、いわゆる指の腹にあたる部分は面積が広くなっており、内側には小さな突起が無数に並ぶ。
それが滑り止めの役割を果たすため、滑りやすい卵を運んだり大岩を持ち上げたりすることが可能で、握力は300kgにもなる。





鋭い鉤爪は外敵への攻撃手段以外にも、巣から卵を探し出したり地中から卵を掘り起こすのにも用いられる。
大きく発達したこの前脚は非常に力強く、300kgもの大岩を持ち上げた個体がいたという記録も残されている。そのため、クルルヤックの大胸筋を専門に調査する学者も存在する。





全身を包む鱗は主な生息域の環境に合わせ、岩場や砂地で目立たない保護色になっている。
それとは対照的に頭部と前脚には派手な飾り羽が生えており、これは主に雌の気を引くために色鮮やかかつ大きく発達すると考えられており、雄としての魅力をアピールする材料となっている。
また、自身の行動範囲にその羽を落とすことで、縄張りを主張するマーキングの用途も兼ねている。 一方で、腕の飾り羽は進化の過程で変異した翼の名残りとする説を唱える者もいる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1780543747941642511?t=F0hBQNnvaLrHtQ80b6XqrA&s=19


・生態
危害を加えてこない者は意に介さない、おとなしくも図太い気性の持ち主で、自分本位で臆病。
新大陸の個体はハンターが近寄っても特に意に介さず、爆音にも怯まないが、現大陸の個体はやや好戦的で聴覚も鋭敏(音爆弾に怯む様子が見られる)
のんびりと座り込んで休憩する姿も時折見られ、そうして人の前に姿を見せる頭部と前脚の色鮮やかな飾り羽が特徴的な個体は雄である。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1474595115964329985?s=19
卵を主食とし、食事の際には竜の巣から両前脚で卵を抱えて盗み、安全圏まで走って逃れてから嘴で割って捕食する。
しかし、極度の空腹の時には辺りを警戒しつつも、その場で食べ始めてしまうこともある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1780544268530225643?s=19




捕食の際には親が離れている隙を狙って巣に侵入し、地中に隠された卵を感知に優れた嘴で巣を荒らして探り、持ち去る。
そうして卵を発見してから素早く見つけて持ち去る間、僅か1分弱という早業である。



嘴には感覚器官が集中しており、嘴で触れた物のわずかな変化を感知して地中の岩や卵を的確に探し出す他、地面を突く事で地中を含めた周辺の安全を確認する。
それ故にクルルヤックの嘴はとても敏感で、意図せず強い衝撃が与えられると、反射的に手に持っているものを落としてしまうこともある。
また、 幼体は嘴が発達途中で柔らかく、主食の卵を直接割ることができないため、卵を地面に固定し岩を使って割る。
このとき、白身は流れ落ち黄身のみが残るため、成体となった後も黄身のみを食すという説もある。





舌にはカエシがついており、食べた卵の中身が逆流しないようになっている。

食べ終わった卵の殻はその場に捨てていくため、生態調査に於いてはその食痕の鮮度が近くにクルルヤックがいるかの手がかりとなる。


このように卵を専門に捕食するようになったのは、肉を求めて他モンスターと競合するよりも生き残る効率を求めてのことと推測されている。
クルルヤックは卵の親に警戒されないように同じ巣を狙い続けることはせず、様々な生物の巣を覗き歩く。



その習性に加え、捕食対象の卵を探し当てるまでどこまでも移動していくために広範囲で目撃されるが、生息地という概念とはやや異なる。
崖や隆起した地面が多い荒地の地形に適合して後ろ脚の筋力が発達しており、切り立った断崖も飛び越えるほどの高い跳躍力を誇る。
食事や睡眠以外、 大半は巣の外を歩き回って過ごしているようで、1日に行う水飲みの回数も多く、腕の飾り羽の毛づくろいによるマーキングも頻繁に行っている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1595287156255526912?t=FDdha13ubCzau0oPwzC7-Q&s=19
そうして広範囲を移動することは自らが捕食者の目に入りやすい危険も負っており、同様に当地を徘徊するアンジャナフなどにとっては格好の餌食となっている。
繁殖期の雌は一度の交尾で2個の卵を産み、雄と雌がそれぞれ1つずつ持ち抱えて育てる事で卵を狙う天敵や他のクルルヤックから守る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483644332758364163?s=19
また、親による誤食を防ぐため、クルルヤックの卵は他種の卵と比べ、極めて特殊な色をしている。
抱卵期間中は他の物を抱えられないこともあり、親は卵が孵化するまでの間、絶食状態で過ごすが、稀にその空腹に耐えきれず自身が育てる卵を食べてしまう個体もいる。


・食性
主食は飛竜や草食竜などの卵。 その種類は問わず、さまざまな生物の卵を抱える姿が目撃されている。
また、巣に侵入し卵を奪った後は、 自分の巣に持ち帰ってから食べる習慣がある。 これは卵の親や卵を狙う外敵から身を守り、安全に食事を行うため。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1474582716100202497?s=19
平均して1日に3~4個を捕食するが、すべてを食べるわけではなく黄身のみを食す。 黄身が最も栄養が豊富であることを本能的に理解しているのである。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476123187217780737?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると甲高い鳴き声で威嚇を行う事もあるが、クルルヤックはかなり慎重な性格で、自ら他の生物に襲い掛かることはほとんどない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1474588733621956610?s=19











しかし、身の危険を感じて交戦する際には地中から岩や陶器を探し出して抱え、矛とも盾ともして利用する習性を持つ。
突進で敵に叩きつけたり放り投げる武器にすると同時に、衝撃に弱い頭部や嘴を敵の攻撃から守るための盾ともする。
普段は大人しいクルルヤックも得物を持つと気が強くなり、ディアブロスなどの格上のモンスターにも果敢に立ち向かっていく。
ただし、衝撃を受けて抱えていた武器を落とすと、本来の臆病な性格に戻る








その他には発達した前肢の爪や硬い嘴を振るったり、大きく跳躍して飛び掛る攻撃を得意とする。
ギルドでは危険度を毒狗竜と同程度としている。





・利用
薄い羽毛に覆われた乳白色の皮は獣の皮などに比べて臭みがなく、さらりとした肌触り。 被服はもちろん、日用品などの加工用として広く用いられる。
頭部と腕部に生える朱色の飾り羽もまた市中に多く出回っているが、より大きく、雌へのアピールのため彩が濃くなる繁殖期のものは高値を付けられるという。
嘴は堅さと軽さを併せ持ち、武器の素材として用いれば岩石さえ容易く割るほどの殺傷力を持つ。
朱色と橙色の鮮やかさが映える防具には異国情緒が漂い、卵を盗むクルルヤックの生態イメージからか、盗賊のような身なり。 物を運ぶのに適した、軽装でしなやかな作りに特徴がある。
これらの武具に前脚に生えている鮮やかな色の羽毛がワンポイントの装飾として多用されているのは、設計した職人のこだわり。
・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録



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