超秘湯・西沢温泉（後編）

獣道を抜けると木や草の生えていない荒涼としたなだらかな部分に出た。
どうやら火山性ガスや高温の地熱で、植物が生えることができないのだろう。
辺り一帯は凄い硫化水素臭が漂っています。大丈夫か少々心配になります。

獣道からすぐ近くに源泉湧出口があった。
温泉が湧出していると言うより、煮えたぎって沸騰している状態です。

早速温度を測定する。　97.6℃　あの高温源泉のヌプンより温度が高い！

西沢温泉中心部分から林道側を撮影


周囲を見渡すと、あちらこちらに源泉湧出口や噴気口が多数ある。
源泉湧出口を調査しながら移動します。
地面がかなりの高温になっているので、足下には十分に気を付け進みます。
ぬかるみ状の地面に足がはまり転倒しそうになります。（汗）
もし転倒すると火傷するかもしれません。







あらゆる場所で湯が煮えたぎっています。





ボッケ部分の温度も測定します。やはり高温　96.2℃です。

噴気口の周囲の地面は、硫黄成分で黄色に染まっています。

今度は斜面上の方（林道側）を探索します。



上の方には２箇所の源泉湧出口があります。



こちらも、95.2℃　97.2℃　どちらもかなりの高温です。
西沢温泉は温泉と言うより、ボッケとか地獄谷という感じです。

ふと振り向くと、西沢温泉の全景が見渡せます。

さらに遠くにはニペソツ山？が見えていました。

ここで重大な事に気が付く、あまりの高温源泉の為入浴できるところが無い・・・
せっかく、ブルーシート用意したのに～
諦めきれないので、入浴できそうなポイントを捜す。
また斜面を下り沢水のありそうな所を捜す。
すると、沢水と高温の源泉が混ざり合っている部分を発見！

またもや温度測定、42.8℃の適温だ。（残念な事に興奮し、全体の写真を撮り忘れてしまった。）
あまり深くないので、尻湯のみとした。
西沢温泉で快適に入浴するには、子供用プールやバケツを持っていく必要がありそうです。

次回、1/25000地図にも載っていない秘湯は、天然ジャグジーや打たせ湯ありの
スーパー銭湯ならぬスーパー野湯だった。