先回は新しい論文でした。
(比較的ですが)
今回は古い年代での岡田茂吉医学論です。(宗教的なのはできるだけ省きました)
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
医学試稿
未発表、昭和14(1939)年
昭和14年中の3回の講義を筆録
一部抜粋
病気の実例
まずあらゆる疾患中、最も多きは感冒であろう。
しかし、今日迄医学上感冒の原因は、今以て不明とされている。
しかし、私の発見によれば、この病原位はっきりしているものはないと思うのである。
そもそも、人体の浄化作用は、二六時中一秒時といえども浄化作用が行われつつある。
そうして、その浄化作用はいかなる順序、いかなる経過を執るかというと、それは、身体の各部に汚濁即ち病毒が集結するのである。
それで集溜凝結する局所は、大体きまっているのであるが、特に神経を働かせる個所に集溜するものである。
その関係上、頸部の周囲、及び頭部、両肩部等を主なるものとし、肋骨、骨盤、腎臓、股間リンパ腺(特に右が八、九十パーセント)稀には、胸部を中心とする腹部、肩胛骨、横隔膜の下辺等である。
そうしてこれらの局所に、病毒(この病毒に就ては後項に詳細説明すべし)が集溜し、ある程度固結したる時浄化作用が起るので、その際一個所又は数個所発(おこ)る事もある。
それはその固結を排泄し易からしむる為、溶解作用が行われるのである。
そうして、溶解されたる毒素は液体となって喀痰又は鼻汁、稀には下痢、嘔吐等によって外部へ出ずるのである。
その際、咳嗽は喀痰を吸引排泄するポンプ作用のごときものである。
嚔(くさめ)も鼻汁を吸出するポンプ作用である。
この理によって感冒は何等の処置を施さず、放任しておけば、短期間によく自然治癒をされるのである。
そうしてかくのごとく自然治癒によって、感冒を何回も経過するにおいて、毒素は漸次減少し、ついに全く感冒に罹らぬ健康体になり得るのである。
右の理由によって一回毎に軽滅する事実は、前述の理論を裏書するのである。
しかるに、今日迄この理論を逆解せる為、熱に対する氷冷、湿布、解熱法等、極力浄化作用を留めんとするので、従って、治癒状態迄の経過が長く、何回も繰返すのである。
故に、感冒とは神が与えた最も簡単なる浄化作用であって、恐るる所か大に感謝するのが本当である。
昔から風邪は万病の因というが、実は私からいえば〃風邪は万病を遁(のが)るる因〃といいたいのである。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
さて、現代医学は真逆のことをやっていますね。
それが最終的にはどうなるのか?
判定は自然の結果で出てきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます