![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/73/dbdfb76cf33eb84c16c54b5daebd4b9a.jpg)
ここ数年、Apple Music、いわゆる音楽配信サービスを使っているのだが、
自分のような人間にとってこんな便利なサービスはない。
ひで氏です。
古いアルバムを引っ張り出してなかなかゆっくり座って聞く時間が無くなってきている昨今、移動の合間にありとあらゆる音楽を聴けるというのは大きい。聞きながら別のアルバムやアーティストを想い出し思わず掘り返して検索して次から次へとアルバムを探し、目当てのアルバムがあった時の嬉しさ、また逆に未聴のアルバムなんかを発見した時のお得感… 邦楽にはめっぽう弱いApple Musicだが、懐かしさと新規開拓を同時に無制限で楽しめるなんて、私ひで氏のような人間にとっては夢のようなシステムだ。
また、ほとんどの場合電話で聞いているので耳元でイヤホンで聴いているというのが案外良い。細かいとこまで聞くことになるからだ。
音楽は記憶とセットだ。
記憶だけでなく、当時感じていた空気や微妙な感覚まで甦ってくることもある。
実はこれでは上手く言えていなくて、言うなれば音楽によって記憶が引き起こされるというよりも、
音楽の中に当時の記憶が紛れて一緒に鳴っているような感じがするのだ。だから耳元で細かい音を聴けば聴くほど鮮明に記憶や感覚が近くに感じられるような気がするのだ。
音楽的に、どうしても聞きたくなるという曲やアーティストというのはたくさんいる。
しかし稀に、「一体今どうしているのだろう」、そして「まだ作品を作り出しているのだろうか」と気になってしまうアーティストが居る。
その一人がAndy Sturmer (アンディ・スターマー)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/4c/48a0ff8dfb4a7cf75214b18342d8a18b.jpg)
昔 Jellyfishというバンドがいた。
たった2枚のスタジオアルバムを出して解散してしまったバンドだが、
私はこのバンドが当時大好きで、今も色褪せることの無いこれらのアルバムを定期的に聴いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/73/dbdfb76cf33eb84c16c54b5daebd4b9a.jpg)
bellybutton (1990)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/9d/568b09a2c777a41d199693438e92456a.jpg)
Spilt Milk (1993)
ボーカルのアンディの声は何とも言えないトーンで、キレがあり、セクシーでそしてなんといっても抜群にうまかった。
1枚目の荒削りな感じも、2枚目の一気にスケール感が増したバンドサウンドでもアンディのボーカルは常に圧倒的に素晴らしかった。
Jellyfishはこの2枚目のアルバムのツアーで来日している。
私ひで氏は、1994年の彼らのライブを見に行った。
当時はまだネット環境も整っていなかったので、アルバムを相当に聞き込んで臨んだ私は、アンディはドラマーでありながらメインボーカルを務めているということは知っていた。
しかしいざ彼等をステージで見た時、まさかドラムセットを前において立ったまま叩き、メインボーカルを取るスタイルなのだということを知る由もなく、その光景にものすごい衝撃を受けたことを覚えている。さらにライブの後半にピンクレディのU.F.Oを突然日本語で歌って、それがまた抜群に格好良かったのもまざまざと覚えている。
その時、アーティストとは、そして天才というのはこういう人かと思ったものだ。
Jellyfishはバンド内の確執で解散したのだが、その後多少メンバーのソロプロジェクトがあったり、アンディと奥田民生のコラボレーションやプロデュースやらいくつか名前を見聞きしたが、そのうちにそれも止まったようで、2007年以降あたりから全くもって見えなくなってしまった。
あれだけの才能に恵まれた、音楽の申し子のような人間が音楽をやめるはずが無い、と思うのだが、
あまりにも何も聞こえてこないのでもしかしたランディバースが牧場を経営しているのと同じように全く畑違いの事をしながら余生を送っていたりするのだろうか、などと勘繰ってしまう…ぐらい何も聞かない。
しかし私はことあるごとに、Andy Sturmerが何か発信していないかを定期的に確認してしまうクセがある。
そのくらい、私にとっては「勿体ない」と思わせる魅力があったアーティストだ。
弾き語り活動でもなんでも、歌い続けていてほしいと心から願う人だ。
あ!弾き語りと言えば、6月3日(土)は素晴らしいメンツの弾き語りイベントに呼んでいただいた。
ハウリンバーであの二人とご一緒します。
アンディの復活を望む人は多いと思う。アンディのように、なんておこがましいことはとても言えないが、自分もいつまでも歌って欲しい、と人から望まれるような作品を作り続けることができたら最高だな、と思う。
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2017.06.03 SATURDAY- HOWLIN' BAR, OSAKA
大阪塚本ハウリンバー「幽玄紀行~フロントマン3マン~」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1b/5761a6c0fa7eaf37e34a7af1ec69a74a.jpg)
ハウリンバーが自信を持ってお届けする今回の企画は、関西実力派バンドのフロントマンを3人集めた超強力ライブ!それぞれのバンドで強烈な個性を放つ3人のボーカリストが繰り広げるソロライブ。これは相当に楽しい夜になること間違いなし!
2017年6月3日(土)「幽玄紀行~フロントマン3マン~」
open 19:00/start 19:30
2500円(D別 500円)
高木まひこ(高木まひことシェキナベイベーズ) / シュトウケンイチ(ザ★キャバレー) / 樫本英之(The Alan Smithy Band)
※アランスミシーバンドのライブではありません。ひで氏ソロライブです。
塚本ハウリンバー
大阪市西淀川区柏里2-1-19 石川ビル2F
TEL:06-4808-2212
ご予約はこちら
自分のような人間にとってこんな便利なサービスはない。
ひで氏です。
古いアルバムを引っ張り出してなかなかゆっくり座って聞く時間が無くなってきている昨今、移動の合間にありとあらゆる音楽を聴けるというのは大きい。聞きながら別のアルバムやアーティストを想い出し思わず掘り返して検索して次から次へとアルバムを探し、目当てのアルバムがあった時の嬉しさ、また逆に未聴のアルバムなんかを発見した時のお得感… 邦楽にはめっぽう弱いApple Musicだが、懐かしさと新規開拓を同時に無制限で楽しめるなんて、私ひで氏のような人間にとっては夢のようなシステムだ。
また、ほとんどの場合電話で聞いているので耳元でイヤホンで聴いているというのが案外良い。細かいとこまで聞くことになるからだ。
音楽は記憶とセットだ。
記憶だけでなく、当時感じていた空気や微妙な感覚まで甦ってくることもある。
実はこれでは上手く言えていなくて、言うなれば音楽によって記憶が引き起こされるというよりも、
音楽の中に当時の記憶が紛れて一緒に鳴っているような感じがするのだ。だから耳元で細かい音を聴けば聴くほど鮮明に記憶や感覚が近くに感じられるような気がするのだ。
音楽的に、どうしても聞きたくなるという曲やアーティストというのはたくさんいる。
しかし稀に、「一体今どうしているのだろう」、そして「まだ作品を作り出しているのだろうか」と気になってしまうアーティストが居る。
その一人がAndy Sturmer (アンディ・スターマー)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/4c/48a0ff8dfb4a7cf75214b18342d8a18b.jpg)
昔 Jellyfishというバンドがいた。
たった2枚のスタジオアルバムを出して解散してしまったバンドだが、
私はこのバンドが当時大好きで、今も色褪せることの無いこれらのアルバムを定期的に聴いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/73/dbdfb76cf33eb84c16c54b5daebd4b9a.jpg)
bellybutton (1990)
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Spilt Milk (1993)
ボーカルのアンディの声は何とも言えないトーンで、キレがあり、セクシーでそしてなんといっても抜群にうまかった。
1枚目の荒削りな感じも、2枚目の一気にスケール感が増したバンドサウンドでもアンディのボーカルは常に圧倒的に素晴らしかった。
Jellyfishはこの2枚目のアルバムのツアーで来日している。
私ひで氏は、1994年の彼らのライブを見に行った。
当時はまだネット環境も整っていなかったので、アルバムを相当に聞き込んで臨んだ私は、アンディはドラマーでありながらメインボーカルを務めているということは知っていた。
しかしいざ彼等をステージで見た時、まさかドラムセットを前において立ったまま叩き、メインボーカルを取るスタイルなのだということを知る由もなく、その光景にものすごい衝撃を受けたことを覚えている。さらにライブの後半にピンクレディのU.F.Oを突然日本語で歌って、それがまた抜群に格好良かったのもまざまざと覚えている。
その時、アーティストとは、そして天才というのはこういう人かと思ったものだ。
Jellyfishはバンド内の確執で解散したのだが、その後多少メンバーのソロプロジェクトがあったり、アンディと奥田民生のコラボレーションやプロデュースやらいくつか名前を見聞きしたが、そのうちにそれも止まったようで、2007年以降あたりから全くもって見えなくなってしまった。
あれだけの才能に恵まれた、音楽の申し子のような人間が音楽をやめるはずが無い、と思うのだが、
あまりにも何も聞こえてこないのでもしかしたランディバースが牧場を経営しているのと同じように全く畑違いの事をしながら余生を送っていたりするのだろうか、などと勘繰ってしまう…ぐらい何も聞かない。
しかし私はことあるごとに、Andy Sturmerが何か発信していないかを定期的に確認してしまうクセがある。
そのくらい、私にとっては「勿体ない」と思わせる魅力があったアーティストだ。
弾き語り活動でもなんでも、歌い続けていてほしいと心から願う人だ。
あ!弾き語りと言えば、6月3日(土)は素晴らしいメンツの弾き語りイベントに呼んでいただいた。
ハウリンバーであの二人とご一緒します。
アンディの復活を望む人は多いと思う。アンディのように、なんておこがましいことはとても言えないが、自分もいつまでも歌って欲しい、と人から望まれるような作品を作り続けることができたら最高だな、と思う。
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2017.06.03 SATURDAY- HOWLIN' BAR, OSAKA
大阪塚本ハウリンバー「幽玄紀行~フロントマン3マン~」
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ハウリンバーが自信を持ってお届けする今回の企画は、関西実力派バンドのフロントマンを3人集めた超強力ライブ!それぞれのバンドで強烈な個性を放つ3人のボーカリストが繰り広げるソロライブ。これは相当に楽しい夜になること間違いなし!
2017年6月3日(土)「幽玄紀行~フロントマン3マン~」
open 19:00/start 19:30
2500円(D別 500円)
高木まひこ(高木まひことシェキナベイベーズ) / シュトウケンイチ(ザ★キャバレー) / 樫本英之(The Alan Smithy Band)
※アランスミシーバンドのライブではありません。ひで氏ソロライブです。
塚本ハウリンバー
大阪市西淀川区柏里2-1-19 石川ビル2F
TEL:06-4808-2212
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