曲は知っていた

いや、興奮した。

舞台に出た瞬間にぶわっと覆いかぶさって来た雰囲気。あの柔らかい歓声。それでいて歌いだす瞬間の張りつめた緊張感。
めったにない感覚、でも知ってる感覚だ。特別なライブの証拠。
出演者もお客さんも、みんなテンションが上がってしまっている。あのバンドが帰ってくるという高揚感。

アランスミシーバンドです！と言っただけでものすごい歓声が起こる。
多分「リモコン！」とか「ハーゲンダッツ？」言っても大歓声だろう。そんな感じだ。

お客さんにたくさん懐かしい顔も見た。話したことはないけど、
昔三日月ジョンと一緒にライブしたときとかによく見た顔。。。多分向こうもアランスミシー久しぶりだあと思ってるんだろうなあ。
そういう再会も凄い。

その三日月ジョンのライブは、決して涙の復活とかいうものではなく、
驚く程自然なものだった。
結成時期をほぼ同じくした我々アランスミシーにとっても、本当に長旅に出ていた友がふっと帰って来たような感覚。
ギターの周藤三日月氏とヨウジ氏の出会いに触発され書いたムジナをよくよく聞き返してみると、
その展開をすでに予想していたかの様なことになっている。歌と言うのは本当に不思議だ。

ライブ後の打ち上げでは恒例の80年代ロックネタで盛り上がり、
気がつけばとっくに日付が変わっていた。

こういう舞台に上がるのはバンド人生でもそんなに多くはないはずだ。
本当にスペシャルな一日。

写真はライブのアンコールで舞台に立ったあと、舞台袖に引っ込んだ時に目撃した、
「オールスター戦でここという場面で打てなかったバルディリスを慰める下柳」の図。

後日フォトレポートもアップします。
バルディリスのじゃないよ。


SETLIST
1. ムジナ
2. Crush
3. Out of Control
4. Color of Mine
5. Counting Black Sheep
6. The Sound of Your Voice