シークレット夏祭り！

ひで氏です。

バンドをやっている中でもらうお客さんからの感想というのは、メンバー全員が楽しみにしている事の一つである。
ライブを見た後の感想というのはもちろんだが、ライブが見れなかった人の感想というちょっと変わったものもある。
今までで聞いた「見れなかった、もしくは見れないとわかっている将来のライブに対する感想」は次のようなものだ：

「アランスミシーのライブを見逃すと人生半分ぐらい損したような気分になります」

一度のライブ逃しが人生の半分に値するとは。。。凄い！アランスミシーバンド！
そしてもう一つ。

「３ヶ月先のライブの告知が遅かったせいで旅行の予定を入れてしまいました。どうしてくれるんですか」

アランスミシーのライブ予定を軸に自分の予定を組んでいるということだ。しかも海外だからどうしようもない、と続く。
国内ならなんとかする、ということか。。。恐るべし！アランスミシーバンド！

そんな愛の声を聞いているととても幸せだが、
今回実は抗議を覚悟してジッと黙っていたシークレットライブがあった。
それは我々、特に私ひで氏やヨウジ氏の地元である奈良のとある町で行われた夏祭りのステージだ。
様々な偶然が重なりこの夏祭りのステージに立つことになったのだが、これがものすごい活気なのである。

普段どっかのアーティストがシークレットライブと言いつつ普通に告知しているケースなどがあるが、
これは正真正銘の、完全なるシークレットライブだ。

ステージに上がるや否やかぶりつきで殺到するファンのギャルたち。。。もとい、子供達。
「今日は夢を与えに来た」と夕方から何度もぶつぶつ呪文を唱えていたもとやん氏のタイトなパーカッションで、開始直後からバンドメンバーも皆ライブハウスでは決してあり得ないテンションに達した。

子供たちのキラッキラの目、このひで氏の規格外の目にも全くひるまないテンション、
そして様々な家族に見守られながらの４曲。最高だ。
特に嬉しかったのは、忙しくてなかなか生の音楽に触れる機会がないという人たちに聞いてもらえた事だ。

偶然のひとつとして運営に関わった私ひで氏の充実感たるや、凄まじかった。夏祭り委員会、万歳。
無理を言って巻き込んだバンドメンバーも、自分より楽しんでいる様な始末。我らもファミリーであり、こんな素敵なファミリービジネスはない、と心底思う。

個人的にはこれまでバンドを続けて来て、初めて自分の人生の半分以上を過ごすこの街に恩返しが出来たような気がする。
それも、まだまだ始まったばかりの恩返し。８月第１週の土日はまた奈良のアンティークショップでのライブだ。

今回本当のシークレットにした分、見れなかったASBフリークの方はアレグレのライブを堪能してください。
今回のこの夏祭りで、バンドはまた成長しました。


SETLIST:
1. Looking At You
2. 蛍
3. It's Not So Bad
4. Get Back (The BeatlesのCover)