「どんな音楽聞くんですか?」
バンドマンである以上、避けて通れない質問です。
聞かれるたびに、そのときよく聞いている音楽を答えたりするものの、
イマイチ答えになっていないような気もします。
本当に好きな音楽というのは昔から事あるごとに聞きなおす音楽、
それが自分の普遍的かつ本質的なルーツだろうと思うのです。
中学時代にさかのぼります。
何でもなんとなく聞いていた中学生の僕にチープトリックという
バンドを紹介した友達がいました。あるとき彼が、
「チープトリックもいいけど、お前、一回ビートルズ聴いてみ、すごいで」
というので、「へーそうなん」と思い家に帰りました。
当時はCDというメディア自体が出たばっかりだったので、家にあるCDといえば
数枚しかありませんでした。父親が買っている数枚のCDを漁りました。
「アリス」、「井上陽水」。。。
同じところになんとビートルズの「Please Please Me」があるではないですか。
お、ビートルズあるやん。
軽い気持ちでかけてみました。1曲目、「I saw her standing there」。
サビの「how could I dance~」という部分に入った瞬間、
ぞぞぞぞぞ と寒気がしました。
え?何?今の。
あまりにベタすぎて、「初めて聞いたとき衝撃受けた」とか
「体中に電気が走った」とか、言うのもなんかイヤなんですが
これは冗談でなく本当に電気が走ったので仕方ありません。
頭から腕あたりにかけて、「ぞぞぞ」と。リアルに覚えています。
出会いの順序から言えばハマッたのはチープトリックが先です。
もちろんチープトリックも未だに大好きなのですが、
この「ぞぞぞ」を感じたのはビートルズだけです。
それから、僕はビートルズに没頭することになります。
今「I saw her standing there」を聞いても、もう「ぞぞぞ」は感じません。
まだ音楽を聴くアタマと耳が形成されていないピュアな状態で、
ビートルズの1st アルバムの1曲目を聞くという偶然が生んだ感覚だったのだと思います。
Revolver でもなく、Let it be でもなく
Please Please Me を買っていた父に感謝。
バンドマンである以上、避けて通れない質問です。
聞かれるたびに、そのときよく聞いている音楽を答えたりするものの、
イマイチ答えになっていないような気もします。
本当に好きな音楽というのは昔から事あるごとに聞きなおす音楽、
それが自分の普遍的かつ本質的なルーツだろうと思うのです。
中学時代にさかのぼります。
何でもなんとなく聞いていた中学生の僕にチープトリックという
バンドを紹介した友達がいました。あるとき彼が、
「チープトリックもいいけど、お前、一回ビートルズ聴いてみ、すごいで」
というので、「へーそうなん」と思い家に帰りました。
当時はCDというメディア自体が出たばっかりだったので、家にあるCDといえば
数枚しかありませんでした。父親が買っている数枚のCDを漁りました。
「アリス」、「井上陽水」。。。
同じところになんとビートルズの「Please Please Me」があるではないですか。
お、ビートルズあるやん。
軽い気持ちでかけてみました。1曲目、「I saw her standing there」。
サビの「how could I dance~」という部分に入った瞬間、
ぞぞぞぞぞ と寒気がしました。
え?何?今の。
あまりにベタすぎて、「初めて聞いたとき衝撃受けた」とか
「体中に電気が走った」とか、言うのもなんかイヤなんですが
これは冗談でなく本当に電気が走ったので仕方ありません。
頭から腕あたりにかけて、「ぞぞぞ」と。リアルに覚えています。
出会いの順序から言えばハマッたのはチープトリックが先です。
もちろんチープトリックも未だに大好きなのですが、
この「ぞぞぞ」を感じたのはビートルズだけです。
それから、僕はビートルズに没頭することになります。
今「I saw her standing there」を聞いても、もう「ぞぞぞ」は感じません。
まだ音楽を聴くアタマと耳が形成されていないピュアな状態で、
ビートルズの1st アルバムの1曲目を聞くという偶然が生んだ感覚だったのだと思います。
Revolver でもなく、Let it be でもなく
Please Please Me を買っていた父に感謝。
20年くらい前に「ぞぞぞ」の機会を提供した者です。
こちらはいま、東アフリカでシンプルかつインパクトのあるアフリカ音楽を楽しんでおります。
ご自身が「ぞぞぞ」と感じて、20年近くたった今、ASBのCDを聴いて、またはライブ会場で「ぞぞぞ」を体験している人がたくさんいることと思います。
遠い海の向こうから応援しております
かしこ
さらに味が出てよかった。
記念すべきビートルズのホントの1曲目。
ぞぞぞってほどではないですが
ポールマッカートニーの「Flowers In the Dirt」
というアルバムは僕にとっていわば
初めてリアルタイムで聞いたメンバーのソロ作品で、
それを聞いたときはじんときた思い出があります。