少年よ厚着せよ

寒がりです。当たり前ですが風邪が嫌いです。

僕は昔から寒いところに縁があるというか、
生まれも2月、育ったのは石川県の金沢という冬の厳しいところでした。
以前アメリカに住んでいたときも冬の夜はマイナス30度近くになるようなトコに住んでいました。

車の中に洗濯用の液体洗剤を置き忘れて凍らせてしまい、コインランドリーで
キャップをあけて逆さにしても一滴も出てこず呆然としたこともあります。

そんな極寒地だったので、タダでさえ寒がりの僕は
夜寝るときもすさまじい防寒をしていました。

靴下は当たり前、毛布も3枚ぐらい使用し、
ニット帽をかぶり、そして極めつけはウィンドブレーカー着用です。
ピーク時はよく通販で売ってるアメフトのプロテクターを毛布で作ったような
マニアックなアイテムを着用していたこともあります。

一度あの「Just for the sake of it」のモデルになっている旅人の友人が
訪ねてきたときその姿を見て、5分ぐらいノンストップで爆笑していました。

その後、バンドで歌うようになってからは、
さらに風邪に対する警戒心が高まりました。
月に1,2本はライブが入っているし、特に今はレコーディングの真っ最中。
僕はすでに若干厚着して寝ています。
ウィンドブレーカーに袖を通す夜ももう目の前です。

周りの人間は皆「んな厚着したら汗かいて余計風邪引くで」といいますが、
そうなのか。。。と思って一度ゆるめたら一発で風邪引きました。
みんなそれぞれの「風邪引きライン」があるわけです。僕はそれがすごい低い。

皆さんもくれぐれも風邪ひかぬよう。

余談ですが、長年歌を歌ってきて思うのは、
歌に関してのみ言うと僕のベストコンディションは「ちょっと風邪気味の鼻声」
のときなんですよね。　

その状態に持って行きたくて、
たまに靴下を脱いでみたりして調整するわけです。フフフ。