ニュース映像の醍醐味

ニュースというのは新聞、テレビをはじめラジオ、ネットなどありとあらゆる媒体から発せられるわけであるが、
それぞれ伝わり方や見せ方に個性があるのが面白いと思う。ラジオなどは音声のみなので想像力をかき立てられるし、
新聞というのは朝にその輝きを最大に見せ、夕方にはその内容すら色あせその役目を終えて行く感じがいい。
その点ネットは24時間営業で好きな時にクリックひとつで興味ある記事に飛ぶ分、便利なようで非常に下品な情報収集の仕方のようにも思えてしまう。といいながらそういう自分はネットでニュースを拾い読みするのが一番多いのだが。。。

さてそんな中やはり映像で見るニュースという意味でテレビで放送されるニュースというのはこれまた独特だ。
ネットにも画像はあるがそれはページが開いた途端見えるものであって、テレビのようにカメラが動いてついに視界に入ったり
遠くにあるものが急激にズームされて見えたりすることで内容に抑揚がつくというようなこともあるのではないだろうか。

最近では例の「カーネルの呪い」云々のニュース。
誰もがオエーと思ったであろうあのダルメシアンカラーのカーネルおじさんもなかなかのインパクトだったが、それを上回るほどの衝撃があのKFC社社長の渡辺氏の顔だ。カーネルの映像が横にスライドして彼の顔が画面に現れたとき、それこそが呪いかと思う程の鮮烈なインパクトだった。あれは完全に顔で選ばれて社長になってるのではないのか？？まさに生きたカーネルなのだ。

あと面白かったのは、関西での「JR終電時刻が早まったため最終に乗り遅れた人続出」ニュース映像。
もう完全に酩酊寸前で、まさかの終電乗り遅れでふらふらになりながら家に電話しているおっちゃんの姿は哀れとしか言いようがなかった。あんなに辛い事はないと思う。しかもそんな辛い姿を全国に配信されてしまっているおっちゃん。

しかしよく思うのだが、ああいうのを勝手に撮られて「名誉を傷つけられた！」とかいうケースってないのかな？