あなたは 今まで花束をプレゼントしてくれた事が無い
ブランド物のひとつも贈ってくれた事は無い
よく冗談で
プレゼントが欲しいな。とねだってみせた
そんな時 あなたは笑って
もう あげたじゃないか。と言う
あなたは プレゼントをマメに贈るタイプじゃない
頑固でシャイで
そんな恥ずかしいこと出来るか!と思ってる
私は花は好きだけど
貴方が抱えてる姿は想像出来ないし
ブランド物にも そんなに興味ない
本気で欲しいと思った事も無い
でも もし 貴方が花束を抱えて帰ってきたら
とっても嬉しいだろうな と想像したりする
ある日 あなたはいたずらっ子の顔をして言った
子供達が俺からの贈り物。
本当だね
もう 素敵な贈り物を貰ってた
お金では買えない大事なものを貰ってた
私 家族が欲しかった
そんなに裕福じゃなくていいから
笑って 泣いて 寄り添える
そんな家族が欲しかった
時々 喧嘩して
でも 許し合える家族が欲しかった
あなたが私にくれたもの
それは世界中 探しても
此処にしか無い 唯一の贈り物
私にとっては とっても素敵な贈り物