こんばんわ!ソヨカゼペンギンです
日本のJAXAが打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が、約6年に及ぶミッションの末に小惑星「りゅうぐう」地表の石を採取して持ち帰り、サンプル入りのカプセルを地球に投下するまでを成功させました
◆はやぶさ2、6年ぶり帰還の快挙 豪砂漠でカプセル回収
地球を飛び出してから、小惑星までを往復してくるまでの総航行距離は52億4千万kmにもなり、これは地球から太陽までの距離のおよそ35倍です
こんな途方もない距離の移動を、探査機の限られた燃料で実現できたのは、イオンエンジンという特殊エンジンと、スイングバイという航行技術があってこそでした
①イオンエンジン
宇宙用の特殊エンジンで、発生させたプラスイオンをマイナスになっている網に引き付けて、網に当たることなくすり抜けたイオンを噴射します
◆Wikipedia
エネルギー効率が極めて高く、限られた燃料でも数年~数十年に渡って推進力を発生させられます
但し、その推進力はそよ風よりも小さい位で、かつ真空中でしか動作しないため地球上では運用できません
とても弱い力しか生み出せなくても、摩擦のない宇宙空間ではこれを長い時間稼働させることで加速し続けて、最高で時速41,760kmに到達しました
②スイングバイ
探査機を操作して一時的に惑星の重力圏に入れることで、惑星が公転する力を借りて探査機を加速させたり、逆に減速させたりできる技術です(※探査機が公転方向の後ろを通るか、前を通るかで変わる)
◆Wikipedia
太陽系の各惑星の位置は計算で分かるので、タイミングによっては複数の惑星を利用して探査機が向かいたい方向により加速させたりもします
はやぶさ2の場合は、2015年12月3日に地球スイングバイの一回のみを実施
◇
これらの技術によってとてつもなく長い旅をしてきたはやぶさ2ですが、資料入りのカプセルを分離した後はさらに追加ミッションとして今後11年かけて別の小惑星探査に向かいます
地球を出発してから数えて、次の小惑星に到達するまでで17年、更にそのあとまで運用することまで考えたら20年以上も使えるというまさに技術力の結晶のような機体ですね
小惑星からサンプルを回収してくるというミッションを成功させた探査機はやぶさ2の旅はまだまだ続くので、今後どんな世界を見せてくれるのかとても楽しみです
それではまた明日
日本のJAXAが打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が、約6年に及ぶミッションの末に小惑星「りゅうぐう」地表の石を採取して持ち帰り、サンプル入りのカプセルを地球に投下するまでを成功させました
◆はやぶさ2、6年ぶり帰還の快挙 豪砂漠でカプセル回収
地球を飛び出してから、小惑星までを往復してくるまでの総航行距離は52億4千万kmにもなり、これは地球から太陽までの距離のおよそ35倍です
こんな途方もない距離の移動を、探査機の限られた燃料で実現できたのは、イオンエンジンという特殊エンジンと、スイングバイという航行技術があってこそでした
①イオンエンジン
宇宙用の特殊エンジンで、発生させたプラスイオンをマイナスになっている網に引き付けて、網に当たることなくすり抜けたイオンを噴射します
◆Wikipedia
エネルギー効率が極めて高く、限られた燃料でも数年~数十年に渡って推進力を発生させられます
但し、その推進力はそよ風よりも小さい位で、かつ真空中でしか動作しないため地球上では運用できません
とても弱い力しか生み出せなくても、摩擦のない宇宙空間ではこれを長い時間稼働させることで加速し続けて、最高で時速41,760kmに到達しました
②スイングバイ
探査機を操作して一時的に惑星の重力圏に入れることで、惑星が公転する力を借りて探査機を加速させたり、逆に減速させたりできる技術です(※探査機が公転方向の後ろを通るか、前を通るかで変わる)
◆Wikipedia
太陽系の各惑星の位置は計算で分かるので、タイミングによっては複数の惑星を利用して探査機が向かいたい方向により加速させたりもします
はやぶさ2の場合は、2015年12月3日に地球スイングバイの一回のみを実施
◇
これらの技術によってとてつもなく長い旅をしてきたはやぶさ2ですが、資料入りのカプセルを分離した後はさらに追加ミッションとして今後11年かけて別の小惑星探査に向かいます
地球を出発してから数えて、次の小惑星に到達するまでで17年、更にそのあとまで運用することまで考えたら20年以上も使えるというまさに技術力の結晶のような機体ですね
小惑星からサンプルを回収してくるというミッションを成功させた探査機はやぶさ2の旅はまだまだ続くので、今後どんな世界を見せてくれるのかとても楽しみです
それではまた明日