サロンには植物をかたどった2つの照明器具
スタンドがあります。そこには、カタツムリや
クワガタ虫、トンボもいるので、見つけてみよ
う。ところで、一番上にはもとは電球をおおう
ガラスのカバーがありました。
みなさんなら、どんなカバーをつけましたか?
書斎の<テーブル・ランプ‘睡蓮’>を参考
に考えてみよう。
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サロンとダイニング・ルームが社交の場であるのに
対して書斎(男性の部屋)や婦人室(女性の部
屋)は日常生活を過ごすためのプライべートな
空間です。
書斎には書き物机や文具、個人的な趣味をあらわ
す図書や工芸品などかざられていました。
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【第4章エクトル・ギマール】
ギマールは19世紀末パリを代表する建築家で
す。
新建材や新技術と生きもののような曲線模様を
結びついた「ギマール様式(スタイル)」は
アール・ヌーヴォーの代名詞でした。特に
1900年パリ万博に合わせて開通した地下鉄
の入口をデザインしたことで有名で、それは、
鉄とガラスでできた町中に咲く花のようです。
建物からインテリアまで総 . . . 本文を読む
オンべリュルというのは傘を開いたような形の花をつける植物の名前です。この机はオンべリュルの形を彫刻したり、いろいろな種類の木の色や木目の違いを組み合わせて、まるで絵のようなオンべリュルの模様を作っています。足元のはカエルがなんでいます。オンべリュルはどんなところに育つと思いますか?カエルが住むようなところがヒントです。
(エミール・ガレ<婦人用机‘‘オンべリュル‘‘>1900年パリ万博出品モデ . . . 本文を読む
この椅子はサラ・ベルナールが使っていたと伝えられます。
この椅子には様々な植物や動物が彫刻され、昼と夜を表しています。この椅子に座るとどんな気持ちがするでしょうね(想像するだけ座らないでね)。ネズミやカタツムリもいるよ。 . . . 本文を読む
オルセー美術館展
蔓草を思わせる優雅な曲線模様を特色とする
“アール・ヌ-ヴォー”は19世紀末から20世紀
初頭にかけてヨーロッパを席捲した装飾芸術です。
オルセー美術館は、アール・ヌーヴォーが最高
潮に達した1900年パリ万博に際して建設された
オルセー駅を改築したもので、19世紀美術の殿
堂として知られて . . . 本文を読む