社会から孤立しないため 老い支度を
身の回りの整理
●亡くなったら不用品となる、写真や衣服・台所用品・書籍や雑誌の整理をして、できるだけシンプルに暮らす。
●友人知人親戚を含めた住所録の整理をし、緊急の連絡先2~3件を指定しておく。
●エンディングノートはシンプルに。他の人が読みやすいように
●預金はできれば普通預金に。定期性は引き出すとき書類が必要
●夫婦だけの人は、公正証書遺言を書く(相続が配偶者だけでなく兄弟姉妹まで行ってしまうので)
●老後は、近くに友達がいなければ、俳句や短歌・書道等、体が不自由になってもできる趣味を持つ。
認知症の任意後見は
●任意後見契約は身内と第三者(友人・知人・その他)の複数にするのも良い。途中での変更も可能
※参考
任意後見契約とは,まだ精神能力が欠けていない段階で,将来能力が不十分となった場合にそなえて,あらかじめ財産管理などを受任者に委任しておく契約です。
平成12年4月,高齢者痴呆,知的障害,精神障害などにより判断能力が不十分となった成年者の保護のため,財産管理や身上監護を図る成年後見制度が発足しました。
この制度には法律による「法定後見」(申立により家庭裁判所が後見人を選任する)と委任契約による「任意後見」(委任する人と受任する人との民法上の契約による)があります。
この契約は当事者の意思を明確にしておく必要がある(特に委任する財産管理行為の範囲の点)ため,公正証書によることが要件とされています。
また,任意後見契約公正証書が作成されると,公証人の嘱託により法務局に登記されることになっています。