「気になることを調べてみましょう」様より、転載許可をいただいたので載せます。
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米国では11月の第4木曜日が感謝祭(Thanksgiving Day)で祝日となっています。日本のプロテスタントでは収穫感謝日と呼ばれています。
ウィキペディアでは、感謝祭について以下のように説明しています。
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。
多くの州では感謝祭翌日の金曜日も祝日となり4連休の感謝祭休日(Day After Thanksgiving)となり、感謝祭前日と感謝祭休日最後となる日曜日は交通機関が混雑するようです。州によっては感謝祭前の水曜から5連休となるところもあるようです。感謝祭の時には、家族や親族が集まって食事会を行ない、七面鳥を食べる習慣があります。感謝祭は、ワシントン大統領によって全国的な祝日とされ、リンカーン大統領により11月の第4木曜日と定められました。
一方で、北米大陸に元々いたインディアンにとっては、感謝祭は大量虐殺の始まりの日となっています。
欧州から渡って来た白人達は、入植当初インディアンに助けられたにもかかわらず、その後はインディアンの土地を奪い、集落を燃やし、女性を強姦し、生きたまま切り刻むなど残虐なことをして恩を仇で返しました。白人達の騎兵隊は、インディアンの村を襲い、子供であっても容赦なく虐殺して、女性は徹底的に凌辱されて殺されました。
ピルグリムを助けたワンパグア族も、白人達に生活の基盤であった森や猟場を荒らされて虐殺され、女性や子供は奴隷として売り飛ばされました。
西部劇では、残虐なインディアンが白人を襲う様子を描いていましたが、実態は全く逆だったのです。最近では、それがバレてきたのか西部劇の映画はほとんど作られなくなりました。
また、白人達はインディアンを兵糧攻めにするために、インディアンの主要な食糧であったバッファロー(アメリカバイソン)を計画的に絶滅させようとしましたインディアンにとっては、バッファローは生きていくための大切な糧でした。バッファローは大切な食料であるだけでなく、毛皮からテントや衣服など生活用品を作っていました。白人達は、バッファローを皮目的や娯楽目的で狩猟で大量に殺戮し、数千万頭いたバッファローは19世紀末には先頭未満にまで激減してしまいました。
バッファローは現在では保護対象になり、数十万頭まで生息数が回復しました。しかし、白人達によって絶滅してしまった生物がいました。それは旅行鳩です。旅行鳩の肉は美味しかったため、良い値段で取引されていました。インディアンも旅行鳩の肉を食用にしていました。また、羽毛が羽根布団の材料となったため、白人達は旅行鳩を乱獲しました。僅か数十年で旅行鳩は激減し、19世紀末には姿を見ることがほとんどなくなり絶滅してしまいました。
話を感謝祭に戻しますが、米国人の中でどのくらいの人が感謝祭の起源となった出来事の後に、北米大陸で行われた虐殺行為を知っているのでしょうか。
恐らく、米国の先住民族以外の人は、恩を仇で返したことはほとんど詳しいことを知らないと思います(まあ知っていればとても感謝祭などという言葉は使わないと思いますが)。もしくは、先住民族を大量虐殺して侵略を行い、米国建国の基礎を作ってくれたことに感謝しているのかもしれません。
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太字と赤字は、私がしました。特に「赤字」の所注意!
この記事を読んですぐ、私の頭には二つの国が浮かびました。
そう、ある国とある国です。
日本が滅びませんように・・・・・。