今月は、Sinister War (SW)2号、3号、そしてAmazing SPIDER-MAN (ASM) 873 (72)号が同時に到着したのでSPIDER-MAN祭り。読む順番で言うとASM 873号が一番最後。全号読み終えたので早速レビュー。
筋書をNick Spencer、Ed Brisson、SWの画をMark Bagley他、ASMの画をFederico Sabbatini他がそれぞれ担当。添付画像は、ASM 873号のSILKのVariant。Inhyuk Leeの作品。予約した時は出来上がりを見たわけではなかったが、これ買って良かった。非常に良い。SWはHandbook Variantを買ったのだが、デザインでSILKの勝ち。ただし、ASM 873号のHandbook Variantも欲しい気持ちが少しあって追加購入を迷っているところ。
粗筋から。SWでは複数の悪人軍団に襲われ、満身創痍のSPIDER-MAN。もう戦う力も気力も尽きかけている。しかし、悪人軍団は手を緩めない。ASMではNorman Osbornのモノローグ。Goblinになった経緯が語らる。一方KindredはMary Janeに正体を告げようとする。
いつものように、好きなシーンや台詞等を気ままに書いていく。SWでは最初のシーンが好きかな。Black Cat、WOLVERINE、Johnny Stormが応援に駆け付けてくれたと思いきや、Mysterioの特撮技術による映像で、その後Sinister Sixが襲ってくる展開。もう少しこのシーン引っ張っても良かったな。
ちょっと救われた感のあるシーン。King’s Ransomで最後の最後にSPIDER-MANを裏切ったBoomerang。彼が率いるSuperior FoeがSinister Sixと乱戦状態の時にこっそりSPIDER-MANを逃がす。”Run.”と言ってね。面白いのはその後、あたかもSPIDER-MAN のお陰で、彼が持つブーメランが自爆するような茶番を演じるところ。
Kravenの登場だが、彼(正確に言うと今のKravenはクローンでオリジナルの彼)が金持ちをけしかけてRhino等を狩る事件は引き摺っていて、RhinoがKravenに私怨を抱き続けてきたことがわかるシーンも良いと思う。
続いてASM 873号。 “We all make deals. Compromise. It’s how we weather the hard times.” 最初はPeterがMephistoと取引したことを指していると思うじゃない。
ところがどっこいNormanはMephistoとその前に取引してたんだ。(完全にRetcon = Retro continuity.過去に遡り設定を改変すること。)
その後に、”You gotta hand it to him.”と本人の心の声なのかMephistoの声なのかが命令する。何だ”It”って?himはHarryのような気がする。
もう一つNormanのモノローグ。”I always thought of you as family.”これはNormanの偽らざるPeterに対する気持ちなのだろう。過去形なので、Peterの正体を知る前ということかな。
さて、ASM 873号最大の盛り上がりは、KindredがMary Janeに伝えた告白。”I’m not who you think I am.”その前にMary JaneはKindredをHarryと呼んでいたのでHarryじゃないってことがここで確定した。しかし、まだこの時点では誰だかわからない。
最初に書いたようにこの号が御用達から来た最後の話なので、続きは来月までお預けだな。
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