ようやく旅先で入手したMARVEL TEAM -UP (“MTU”) 55号を読了。早速レビュー。1977年に出版された作品。
筋書をBill Mantlo、画をJohn Byrne、インクをDave Huntがそれぞれ担当。添付画像はDave Cockrumが描いたもの。そうこれを見ると映画The Guardians of Galaxy 3に登場したおバカキャラAdam Warlockが今回のMTUのゲストであることがわかる。アメコミのWarlockは陰気で真面目キャラで映画の彼とは180度違う。
映画AVENGERS Infinity War/ End Gameで登場したInfinity Stonesがこの当時はSoul Gemsとして説明されている。MTU 55号にはその当時の保有者が3人登場する。購入した時の袋に書いてあったのだが、Infinity Stones の内Time StoneとPower StoneがMTU 55号で初出らしい。兎も角にも$10で買ったのはお得だったか。
MTU 54号で宇宙に放逐されたSPIDER-MANを救ったのがその一人Warlock。彼は月にSPIDER-MANを連れて行くが、そこで謎の宇宙生命体Strangerに襲われる。Warlock、SPIDER-MAN の手助けをするのがもう一人の宇宙生体でありSoul Gemの保有者Gardener。
Strangerは光文社版SILVER SURFERに出てきたかな。怒りん坊の海パン野郎。見てくれがなんか変態チック。その割りに凄い力を持っている。Warlockもタジタジの状態。
もう一つこの物語に登場する重要な背景は、月に酸素がある場所Blue Areaが存在するところ。SPIDER-MAN もそのことについてFANTASTIC FOURから聞かされていたと言及している。Gardenerはそこで植物を繁殖させていた。
Strangerの台詞とそれに対するSPIDER-MAN の台詞。”Mortal idiot! Can you see the futility of your interference?“ “Ixnay, Stranger! You’ll have to prove it!” SPIDER-MANの台詞はカッチョ良いな。
SPIDER-MAN以外の登場人物はただでさえ相手にならないほど強いのにSoul Gemの保有者でもある。物語としては面白いがちょっと無理がある。
結局Soul Gemsの保有者同士の戦いで物語は終わり、SPIDER-MANは何か脇役なのが寂しい。