アメコミとラーメン

X-FACTORその13


今回は、X-FACTOR 50号。前回書いた時から5ヶ月。40号ぐらいから続いている現在の出来事と未来での出来事が絡み合いながら進んでいくArcはこの50号で大団円。筋書きをPeter David、中身の画をValentine De Landro、表紙画をDavid Yardin がそれぞれ担当。(最後の方に歴代の画家の名前を全て紹介しているコマがある。)

現在や未来で悪事を重ねてきたCortexはMULTIPLE MANことMadroxの分身であることが48号ぐらいでわかったんだが、どういった経緯でってとこがわかんないね。また、昔からのX-MENの敵役Fitzroyが、未来ではX-MENの生き残りと共闘していているのも腑に落ちなかった。しかし、彼が一度死にそして蘇った時には別人なってしまったことで合点がいった。

彼の蘇生にからんでいるのが、Layla Miller。いつも “I Know Stuff”(つまらないことを知っているの)と呟いているLayla が、どうしてつまらないことを知っているのかも解決する。これは彼女のミュータントとしての力と全然関係ない。(これまでの話の中で何度かそうわかるシーンがあるのだが、最後までそうは、信じられなかったけどね。それから彼女はミュータントではないってずっと説明されてきたのに、実はミュータントでしたってのは、どうかな。)いずれにせよ、彼女は結構気に入っているキャラクター。熱くなっている大人たちを傍目に何か冷めているところがアクセントとなっている。

話をややこしくさせていたのは、このArcに主役級の悪人が沢山出てきたところだな。Tryp、Dr. Doom、Trypにいいように操られているAnthony Falcon、Cortex、そして最後にFitzroy。最後の最後でどう繋がっているのかがわかった。正直もう少し、シンプルにして欲しかった。

今回の50号の次はなんと200号にいきなり飛ぶ。最近このように1号に戻して最初から始めたり、元の連番に戻したりが頻繁に行われるな。そもそもX-FACTORの第1号は1986年に初代X-MENのメンバーが再結集して作られたチームなんだけど、その時からの連番が200ってことか。

最後のエピローグというか200号へのプロローグでFANTASTIC FOURのリーダーRichardとその妻Susanの息子と娘が登場。彼らは、Susanを探してくれとX-FACTORに依頼する。え、RichardとSueの間にいつの間にかValerieって娘が出来てた。知らんかった。FFは大分昔には毎月買ってたけど、随分前に買うのをやめちゃったからね。
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