アメコミとラーメン

Peter DavidのX-FACTOR復活、X-MEN Legends 5号、6号



X-MEN Legends 5、6号を読み終えたのでレビュー。しまったもう次の7号が来ちゃった。

筋書をPeter David、画を Todd Nauckが担当。Peter Davidは1991年にX-FACTORの筋書担当となって長くこのシリーズに関わってきた。HAVOKやMULITIPLE MANを中心とした話の展開は地味だがDavid節爆発の気楽に読める作品に仕上がっていた。今回の新しい作品は75号でMr. Sinisterが率いるミュータント軍団との戦いの後の話となる。一方のNauck。最近聞いたDavidのインタビューで、彼は昔からNauckのことを高く買っていて、今回Nauckを推薦したらしい。

添付画像は5号のJohn Tyler Christopherの作品。6号も彼のvariantを注文したのだが、発売中止となってしまった。このデザイン好きなんだよな。このデザインで有名になって他のデザインの表紙を描かなくなっちゃったのが残念。ちなみに、6号のPhilip Tanのvariantも非常に良かった。

粗筋を手短に書く。米国議会の公聴会に呼ばれたX-FACTORの面々。過日のLatveria大使館でのテロリストとの戦闘に関する供述とその戦闘のシーンを交互に紹介する内容。

国連がAVENGERS、FANTASTIC FOURに協力を依頼したものの断られX-FACTORにお鉢が回ってきたのは面白いな。QUICK SILVERは彼等の拒絶の理由を以下のように述べている。”But they didn’t want the negative publicity.” 世間はDr. Doomの専制政治よりテロリストの目指す民主主義国家を願っているからnegative publicityらしい。まぁQUICK SILVERの供述だから、聞いている議員がどこまで信用するかわからないけど。

大使館を守るDoombotの台詞が悪人ぽくて良い。”You shall live to regret that. But not for very long.” Thatは受付の女性(もしくはロボットか)を殺したこと。逆にDoombotは破壊されちゃうんだけどね。

6号になってどうも話の展開に乗れなくなってきてしまった。Davidの台詞は相変わらず無茶苦茶面白いのだが、今回の話はそれ程盛り上がらない。

その中で、X-FACTOR 243号で語られたPolarisの母親殺害が再度語られたのが面白いかな。Davidがそもそも243号も書いているからね。ちなみにこのX-FACTOR 243号の表紙。改めて見たが非常に良いな。David Yardinによる作品。

本物のDoctor Doomが出てきたシーンも印象的。ピアノでグリーグの「山の魔王の宮殿にて」を弾いている。QUICK SILVERが選曲の良さに感心している。Doomと山の魔王を重ねてみているのかな。
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