アメコミとラーメン

新たなギャング抗争、Black Catとの別れ、Amazing SPIDER-MAN 925(31) 号



Amazing SPIDER-MAN (ASM)のぶ厚い925(31)号を読み終えた。この号は定価$9.99。(日本では1,950円もするのか。高い。)そしてぶ厚くしてオマケの話が沢山収録されている。この記事ではメインの話を中心にレビューすることにする。

筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr. (JRJR)、Emilio Laiso、Ze Carlos、インクをScott Hanna他がそれぞれ担当。

添付画像はJohn Tyler Christopherによる Negative Space Variant。何でMS. MARVELなのかわからない。しかしだ、このデザインがワクワクする。彼が描いたASM 671.1号の表紙がこの925号の基礎となっている。デザイン力の勝利。素晴らしい。

粗筋を手短に紹介。ギャングのボスTombstoneの娘、悪人BeatleであるJaniceと新聞社の編集長Robertsonの息子Randyの結婚前夜、そして当日の様子が描かれている。そこには、SPIDER-MANことPeter Parkerはもちろんのこと、ニューヨークの闇の世界を牛耳るボスたちが多数集まった。

今週も、気に入った台詞やシーンを紹介。ギャングのボスの一人Hammerhead。Wikipediaによれば、この話を描いているJRJR John Romita Sr.とJerry Conwayの創作物。父親の描いたHammerheadよりJRJRの画の方が人間らしくて好き。結婚式の混乱を引き起こしたのはHammerheadと疑うMadame Masqueと彼の会話。”Was this your move?” “This was not my move.” そしてMasqueが乗った車を爆破した後の彼の台詞、”This was.” 混乱に乗じ敵のボスMasqueを始末するHammerheadは流石。

前後するが、Bachelor Partyに参加したBlack CatはJaniceから聞いた話が耳を離れない。即ち常にRandyは彼女を改心させようすること。一方CatことFeliciaをPeterは改心させようとはしない。必ずしも過去改心させようとしなかったわけなじゃいよなと思いつつ。そこがポイントじゃないので置いておき、PeterはFeliciaのこと結構信頼しているからじゃないのかな。いずれにせよこれが突然の二人の別れに繋がってしまった。だから、翌日の結婚式にFeliciaは現れない。あーあ。何かこの別れあっけなさすぎないか。

Peterの優しさが出たエピソードはRandyの方のBachelor Partyでの出来事。ギャングの娘で悪人のJaniceとの結婚にビビッて他の友達は現れない。それをPeterが連絡し忘れたことにする。その後Randyはそれが嘘だとわかるのだが、この件はぐっとくる良いシーン。

Madame Masqueの死でギャング間の戦争は終結したわけではない。まだ、この話にはKingpinことWilson Fiskは出てきていない。混乱を仕掛けたのは誰なのかを含めちょっと楽しみ。

さて、オマケの話の中でミュータントの島Krakoaの力で蘇ったMS. MARVELにSPIDER-MANが死の直前の話を説明する。その後にSPIDER-MANは彼の正体が同僚であったPeterと明かす。正体を軽々しく明かしちゃうのは好きじゃないが、このシーンは好き。Mary Janeの命を救ったことへの感謝の気持ちからなのか、信頼の証なのか。いずれにせよだ。この話を描いたDavid Lopez。彼の描くPeterは、最近のSPIDER-MANの映画を演じているTim Hollandそっくりだ。(蛇足)

この話を含めオマケの話は大体他のコミックブックの宣伝。次回のASMの予告もあった。オマケ最後の話の画は気持ち悪すぎた。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事