添付画像はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 932(38) 号のvariant。Steve Skroceの描いたThwip Variant。今回もどうも気に食わない。遠近法を使っているのはわかるが何か違う。MOON KNIGHTが描かれているvariantの方が良かった。
筋書をZeb Wells 、画をEd McGuinnessが担当。インクはMark Farmer他。
粗筋をサラッと紹介。Peterの友達Randyが行方不明となった。忘却界の怪物回収屋Repossesor (“Re-po”)の仕業だ。Re-poに食われて忘却界に送り込まれたSPIDER-MANはどうなる?
いやこのRe-poというよりPeterの借金を取り立てるためPeterのアパートに張り込んでいたオッサンのなれの果て。え、本当は拷問器具とかで脅して借金を取り立てる極悪人だったの?それ死んだ後に出すのは駄目でしょう。先に出していれば広がりもあって話はもっと面白くなるのに。
最後はPeterが知恵を働かせて、タコが自分の足を食べるように、怪物が自分自身を食べて終わるのだが、これは終わり方として良いな。一体どこに行ったのかがよくわからないけど。
話は、後半部分のGang Warの発端篇の方が断然良い。ニューヨークのギャングに関しては1970年代とか、1987年のASMの時代のキャラは知っているが、令和のギャングには新顔も沢山いて面白い。吸血鬼のギャングもいるんだな。Lady Yulanていう。
一つのギャングが他のギャングを襲ったかのように見せかけるHammer Headのやり口も面白いが、それを陰で操る、ギャングMaggiaのボス?Count NefariaとSilver Maneというのも楽しい。Silver Maneなんてもうサイボーグで殆ど人間の身体が残っていない。ちょっとX-MENの敵Cameron Hodgeと被るね。
さらには、この二人を上回る悪役が出てきた。誰だ?KingpinことWillson Fiskかな。さらに面白いのは結婚式の最中にギャング抗争が始まったRandy Robertsonと二代目BeatleのJaniceの関係がどうなるかだな。こういう人間関係を深堀して欲しいよ。もっと。忘却界の事情なんてあまり興味ないからな。
Gang War篇はもう到着しているので読むのが楽しみ。