木曜日に紹介したX-MEN二誌のクロスーバーの続き、X -MEN Gold (“XG”)とX-MEN Blueの14号をレビュー。
XGの筋書をMarc Guggenheim 、画をMarc Laming、XBの筋書をCullen Bunn、画をJorge Molinaが担当。前回に引き続きインク担当はいない様子。添付画像はXB 14号の表紙。最近嵌っているArthur Adamsの表紙。良いものは良い。気色悪いMojoの内面まで描けている。
Lamingの画は上手いけど、好き嫌いで言ったら、XG 13号のMayhewの方が良いかな。
粗筋。Mojoは地球を舞台にX-MENを出演者に新たなテレビシリーズを開始。彼の海賊放送は地球の視聴者を釘付け。一方、元X-MENのLONGSHOTは、X-MENとMojoの間の戦いに参加し、その様子をMojoの放送の裏番組として放送中。
過去から来たCYCLOPSがうっかりMAGNETOと共闘していることを漏らした後のX-MEN達のやや厳しい非難は好きだな。CYCLOPSも昔のことを引き合いに自分たちの行動を正当化しているのも良し。
個人的に好きな90年代前半のコスチュームにまとったCYCLOPSやRachelを見たLONGSHOTの台詞、”Nice. Very ‘90s.”。完全に彼とオイラは同意見。
同じく90年代ネタ。XTINCTION AGENDAの敵Press Gangの名前に対するANGELの台詞。”Print is dying medium.” Pressを印刷機と鰍ッて、「印刷された媒体は死にかけている。」、言っている。これは作者Guggenheimの自分の職業に対する自嘲なのか、自己憐憫なのか。
XB 14でのLONGSHOTがMojoの仕鰍ッた撮影セットからの脱出するための機械を作ろうとしているシーンでの台詞。”I might be able to Macguyver an escape route.” “And a luck.”
日本でも放送された冒険野郎マクガイバーを引き合いに出した造語。今回の話は何か昔懐かしいネタを思い出させてくれて楽しい。後半の台詞でSPIDER-MANの蜘蛛糸がプッツリと切れてLONGSHOTが助かるシーンは笑える。Molinaが丁寧に、上手く描いているな。それにしてもGuggenheimとBunnのLONGSHOTの使い方は上手い。
それから、正規の放送が復活した時にテレビの前の視聴者が文句を言っているシーンは面白い。海賊放送を再度流そうと、Mojoがアンテナを増設するというのは、成程だな。降ってきた機械がアンテナの役割を果たしていたことには、気が付かなかった。
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