前号07号でPeterとHarryの前に突然Tony Stark (この世界ではIRON LADと名乗っているらしい)が出現したUltimate SPIDER-MAN (“USM”) 。その続きが読めると思いきや08号の途中まで待たなければならなかったが、やはり面白いな。
筋書をJonathan Hickman、画をMarco Checchettoがそれぞれ担当。添付画像はLee Garbettが描くvariant版の表紙。どうやらまたもvariant coverを買ったようだ。通常版は普通過ぎなんだよね。
粗筋から。Peter Parkerの息子Richard、娘Mayの誕生日会、IRON MANとの出会い、そして、ニューヨークを牛耳るKingpinは悪の六人衆Sinister Six(と直接言及したわけではない)を召喚する。
USM 07号でKingpinが”I have six of them.”と言っていたのは、こいつらか。即ちBlack Cat、Kraven、Mr. Negative、Mole Man、Mysterio、それに自分も含めた6人なのか?Black CatはFeliciaではなくその父親。
気に入ったシーンや台詞を順不同で紹介。誕生日会の前のPeterと妻Mary Janeの会話。”Can you believe our kids are gonna be a year older?” “No, I cannot. Because that means I’m a year older.” 年齢を気にするMJが可愛いな。
01号だか02号でHarryにマスクを剥がされたことを根に持っているPeter。今回はHarryとPeterのコスチュームの技術を理解するTonyによって、Harryのマスクが脱がされた。その時の傍観者Peterの台詞。”See. Not cool when someone does it.” Harryも他人にマスクを剝がされるのが嫌なのは明白。なぜならその後に技術者にマスクの改良を指示したからね。
割愛するが、その後も誕生日会やその前の準備の段階での、Peter、Ben伯父さん、J Jonah Jamesonの台詞は楽しい。それからJJJはRicharの誕生日プレセントに自分の著書を渡しているのも自己顕示欲の塊である彼らしい。勉強好きのRichardは素直に喜んじゃうのも良いね。
誕生日会の会場のゲームセンターが、Arcade’sである点は本編と関係ないが特筆すべき点。その名前の元となっているゲームセンターをArcadeと英語では言うが、Arcadeは昔からのX-MENの悪役の一人。ゲームセンターの看板はその悪役の顔だ。
前述の通り何気ない言葉のやり取りは今回も非常に楽しめた。一方、2カ月続いて悪人共を蹴散らすシーンがなくて残念。そろそろアクションシーンが恋しくなってきた。