アメコミとラーメン

何でこんなに表紙画が良いのかなー、X-FACTOR


今回は、David Yardinの表紙がまた素敵だったので、X-FACTORのレビュー。238号から240号まで。今回採用したのは、238号の表紙。初期の007シリーズの映画みたいだ。1960年代チック。

238号から239号の筋書きをPeter David、画をPaul Davidsonが担当。Paulの画を最初は大したことないなと思ったのだが、だんだん読んでいくうちに、実は他の作品とは違った変態チックな画家を数多く採用しているX-FACTORに合っているのかと思い直す。例えば、Larry Stormanみたいなね。

さて、238号と239号は続きもの。ニューヨーク州アルスターで殺人事件が発生。超音波で殺された死体が発見された。X-FACTORのメンバーBANSHEE(二代目)に嫌疑が係る。超音波を発する能力があるからね。その事件を調査するHAVOCとBANSHEE。

今回も気に入ったシーン。MadroxとLaylaの関係は、X-FACTORの他のメンバーにもバレバレ。誰もいないと判断するとLaylaはMadroxに笑顔を向けていると、MadroxはSTRONG GUYから聞かされた。実際にその会話の数ページ後に、そんなLaylaが笑顔を向けている一コマが用意されている。Peter Davidはこのシリーズを楽しんでいるな。

MadroxとHAVOCのどちらがリーダーか対決も面白い。ブラコンHAVOCに彼の兄CYCLOPSの名前を出して、Madroxが挑発するのは、まー子供の喧嘩。微笑ましい。

239号では、話の進行を現在と過去が交互に進められている。最後は一つになるのだが、この進めかたは好きだな。

また、STRONG GUYがMをデートに誘うシーンも面白い。(マイミクの一人も不思議だとおもっている)魂を失ったけど、しっかり生きているSTRONG GUYが、魂がないから、思い切って告白できるって説明が良いな。

240号は、一話完結。メンバーLaylaがとにかく走りまわって一人の女性を助ける話。一つ違った行動を取ることで、異なる結果になるっていうことをコマを2つ、3つに分けて説明していく。実験的手法だな。
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