夜の営業で、煮干ラーメンが提供されると聞き
嬉しくて飛んで行ってきました。
夕方に食べたモンスターの魚介が少しお腹に残っていますが
何の問題もありません。
ラーメン屋さんで無い、うまいラーメンが喰えるワインバー。
週末の常連さん(?)限定ラーメンです。
貪瞋癡(とんじんち)とは
仏教で言うところの心の三毒
貪:むさぼる(貪欲)、必要以上に求める心
瞋:いかり(瞋意)怒りの心
癡:おろか(愚癡)真理に対する無智の心
だそうで、自分なんか完全に三毒に侵されています。
救済が必要です(合掌)
なかなか奥の深い意味合い。
店主の人生観を感じる。(達磨大師がお好きらしい)
訪れたのは19:30ころ。
ジャズが流れる店内は、ワインを堪能する人や
すてきな料理で黒ビールを頂いているお客で占められ
「ラーメン下さい」とは口が裂けて(汗汗)も言えないような雰囲気です。
カウンターの端っこに恥ずかしげに座り
店主の思い出したげな目線に救われ
「がつんと煮干、頂にきました」と高いテンションで発声。
ワインの人や黒ビールの人の視線を感じる(汗汗)
店主のラーメン話ですごく和む。
後から来られた常連さんにも
「今日はすごく濃いのができたよ」などといいながら
2杯目を作り始める。
店主は金沢のラーメン屋さんを相当食べ歩いている様子。
なじみのお店の話題が次からつぎに出てきて飽きない。
今度はアゴでいきますか。
焼きあごですか?
いいねぇ~。
その節はぜひ
伺いたいとおもいます。
肝心のラーメン忘れていました(笑)

がつんと煮干 ¥700(夜の部は¥800だったハズだが??)
氷見市、柿太水産 ↓
http://kakita-himi.net/of/index.html
の特製煮干をふんだんに使ったパイタン仕上げ。
丼が近づいただけでプーんと煮干の匂いが漂います。
そこから立ち上る湯気は煮干の滝登りって感じです。
先日頂いた淡麗清湯スープの「しろ」とは真逆の濃厚白湯スープ。
とろんとして、ねっとりした口当たりがちょっと淫靡にさえ思える夜のラーメン。
そして、がつ~んと煮干たっぷりの旨味が口じゅうに広がります。
うまい。

前にも書いたように南砺市福野の「円城」を思わせる
荒微塵切のタマネギがたっぷりと入って
サクサクとした食感とピリッとした清涼感が
この濃厚なスープを適度にリセットする役目を果たしています。

ゆるくウエーブした中細麺はたっぷりスープを絡めて
口の中に運ばれ、お互いがしっかり主張して旨さの競演。
ずるずる音をたてて
一気に完食。

汁完飲。
魚粉の粉が残っていないところをみると、出汁の処理が行き届いているのでしょうね。
うまかった。
富山一鶴のトリニボにも似た印象でした。
週末のお昼が楽しみになりました。
ただし、提供されるメニューは店主にお任せなので
ご注意を、、、。