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あみの3ブログ

掛川城@静岡県掛川市掛川 2022年9月10日

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最初の掛川城は古城と呼ばれ、戦国時代に駿河守護の今川氏親が朝比奈泰熈に命じて現在の掛川城の北東の小高い丘の上に築かせた。一時徳川家康が支配していたが、天正18年(1590)、山内一豊が入り、近世城郭へと大改築の工事を始めた。三重天守を建て、城下町全体を塀で囲んだ。現存する二の丸御殿は幕末に再建された貴重な建物である。また、かつて時を知らせる太鼓を置いていた太鼓櫓も数少ない現存例である。天守は幕末に取り壊されたが、一豊の転封した高知城と同じであったという記録を参考にして、平成6年に木造で再建された。


場所は静岡県掛川市掛川
ナビは立体駐車場のある「大手門駐車場」(静岡県掛川市城下8−1)にセットしました。
掛川市内に入ると大手門駐車場への案内標識が何ヶ所にも設けられており、混雑を避けるためキャパの大きい同駐車場に誘導しているようです。



もう一か所、城の裏手に「掛川城公園駐車場」( 静岡県掛川市掛川1138番地の33)がありますが駐車可能台数は少ないです。



大手門駐車場から通りを渡るとすぐに「大手門・番所」があります。

「大手門」
掛川城大手門は二層式の櫓門でした。発掘調査で発見された門の基礎部分は直径2m、深さ1.5m位の穴に40㎝前後の川原石を4~5段積み重ね(礎石根固め石)その上に門柱の礎石が置かれていたそうです。


「番所」
城の正門である大手門の内側に建てられた監視役人の詰め所。地震で倒壊し安政6年(1859)に再建された現存建造物です。明治になり払い下げられましたが寄付によりこの地に移築されました。
手前番所、奥大手門




城址碑



正保絵図に描かれた掛川城




「四足門」
正保絵図に基づいて復元されました。本丸に通じる重要な門です。



「本丸門」
令和4年6月から令和5年1月完了予定で外観修復工事のため、天守に入館することはできません。また、足場やシートで覆われているため外観を見ることもできません。
来年放送予定のNHK大河「どうする家康」に向けての化粧直しの意味合いもあるようです。



「本丸」
本丸からの天守



御殿からの天守



なので、
在りし日(笑)の天守を公式パンフレットより




現存する「太鼓櫓」






旧市役所跡地からは正面に四つ足門、左に太鼓櫓、右に天守、さらにその右に御殿が並んで見渡すことができます。



「三日月掘り」
本丸門の前面に配置された三日月上の堀です。堀の背後には石垣が積まれ多聞塀のような建造物があったようです。



「十露盤堀(とろばんほり)」
本丸を囲む重要な堀。水が溜まった部分がそろばんの箱のように見えることが、その由来のようです。






「掛川城御殿」
二の丸に建てられていた江戸時代後期の建物で、現存する城郭御殿としては京都二条城など全国で4か所しかない貴重な建物です。



安政の東海地震(1854)で倒壊した本丸御殿を文久元年(1861)に再建し、明治元年(1868)まで掛川藩で使用されてきましたが、払い下げられ女学校・町役場・市役所・農協・消防署などに使用されてきました。その後保存修理され国の重要文化財に指定されました。



7棟からなる書院造りで、部屋はそれぞれの用途に応じ約20部屋に分かれています。



「徳川家康・山内一豊甲冑(レプリカ)」
桶狭間の戦いで今川義元が討たれると、その子氏真は武田氏に駿河を追われ掛川城に立て籠もりました。徳川家康は掛川城を攻め領有した後重臣石川家成を入れ、武田氏侵攻に対する防御の拠点としました。



掛川城模型



「黒土塁」
この黒土塁は非常に高く、外部から二の丸御殿を隠す目的で作られたものです。



※通常御城印は掛川城天守入場券売り場で販売ですが、2023年1月まで工事のため閉館中につき、「二の丸御殿内売店」にて販売中です。




周辺
二の丸跡に建てられている「二の丸美術館」・「二の丸茶室」



「竹の丸」



趣きのある二の丸、竹の丸周辺風景




※参考、、、日本100名城公式ガイドブック、公式パンフレット、現地説明板他

【掛川城】
《山之内一豊が大改築、天守を築き上げた城》

名称(別名);かけがわじょう(雲霞城、松尾城)
所在地;静岡県掛川市掛川1138-24
城地種類;平山城
築城年代;永正9年(1512)ころ、天正18年(1590)
築城者;朝比奈泰熈・泰能、山之内一豊
主な城主;朝比奈氏、山内氏、松平(久松)氏、青山氏、松平(桜井)氏、本多氏、松平(藤井)氏、北条氏、井伊氏、小笠原氏、太田氏
文化財区分;重要文化財(御殿)市指定文化財(太鼓櫓)
近年の主な復元等;望楼型 三重四階木造(復元)
天守の現状、形態;平成6年に天守衛御木造で復元

※出典、、、日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)
地図;



【御城印】
販売所:掛川城天守入場券売り場
※2023年1月まで工事のため閉館中に着き、「二の丸御殿内売店」にて販売中
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