ランチ営業のみですが、来店客のほとんどがこの濃厚ラーメンが目的
氷見では国宝級のお店が『貪瞋癡』なら、こちらはさしずめ重要文化財クラスと言っても過言ではありません。
紋食堂(もんしょくどう)

先日、福井の人気店で提供された「HMのM食堂ラーメン」
こちらをオマージュした創作ラーメンだったようですが、そのインパクトに感動した店主の心意気が伝わってくるようなメニュー名で、是非食べたみたかったです。
氷見市加納、市立北部中学校近くの住宅街(在所の村w)にある食堂。

駐車場はお店の隣ですが、台数が少ないのでご注意願います。

ご多聞に洩れず同店でも3密対策を施しての営業です。

お品書き
2017年10月の訪問時に比べると概ね50円程度の値上げとなっていますが、それにしても全体的にリーズナブルな価格設定でで庶民の味方ですね(^^)/

常連さんはラーメン+ライスの組み合わせが多いです。
確かにこのスープでは白ご飯が欲しくなりますよ。
ラーメン大 750円(税込み)

ほぼ3年ぶりとなる紋食堂のラーメン。
相も変わらず、おばちゃんと美人女将の二人三脚での営業。
カウンターに座って暖簾の奥にある厨房を眺めると、おばちゃん(もう、おばあちゃんw)がテボで湯切りし、大口径の蓚酸鍋からスープを汲み丼に注ぐ、昔と変わらぬ光景が繰り返されていた。
そして待つこと十数分、美人女将によってそれが配膳される。
レンゲなどというまどろっこしいものは無い(笑)
美人女将によって配膳された丼にそっと口づけし、フーフーしながらズルズルと啜るのだ!

濃厚~!
とろっとろの豚骨乳化スープ。
後味に骨の微粒子と骨臭さを感じるくらいの濃い汁。
そして強い塩味。
働く人のための塩分と食欲を満たすラーメンだ!
具材は赤巻かまぼこと豚もも肉のチャーシュー、メンマ、ネギ。
北陸の食堂系は定番の赤巻かまぼこ。特に水産業が盛んな港町では地域のかまぼこ屋さんがあったりして練り物の種類も豊富。
赤い色が紅一点で見栄えがするからでしょうね。
脂身が少なく噛みしめるほどに愛着がわく「豚もも肉チャーシュー」

そして紋食堂と言えば、この「メンマ」
一般的にはシャクっとした食感と鰹味だったり、ゴマ油風味のものが多い中
ナント!
甘い!
しかもとろっとろ!
もはやスイーツのようなメンマといっても過言ではない。
とろっとろ濃厚スープと甘いメンマの組み合わせは唯一無二、紋食堂の特徴です。

低加水だとか、全粒粉だとか、まったく関係ない!ッとばかりに、昔ながらのツルシコ中太縮れ麺がスープの中で踊る。
デフォでかかっている白胡椒が本当によくあう。
塩っぱいスープの口直しの甘いメンマ、クシャミが出そうなスパイシーな白胡椒。
メリハリが効いて、強制的に白飯を喰わせるような設えは、やっぱり働く者の必需品。

そんな紋食堂の一杯を求めて、今日も客は絶えない。

※「当分の間土日はお休みします」との事なのでご注意願います。
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【お店情報】
お店のWebページは→こちら
お店(店主)のTwitterは→こちら
店名;紋食堂(もんしょくどう)
住所;富山県氷見市加納1324
電話:0766-72-5696
営業時間;11:40~14:00頃
定休日;毎週木曜日 第四日曜
駐車場;あり
地図;