3/11。。。日記から当時のこと
午後2:46地震発生。
名古屋震度4、かなりの揺れを感じたが被害なし。
TVニュースによると東北地方で震度7。
広範囲に震度6、震度5が発生し被害が出ている様子。
その後、巨大震災へ、未曾有の天災である。
時々刻々と状況がTVで放映された。映画を見ているような画面であった。家内とTVにクギ付けになってしまった。家内は横浜の親戚に電話で安否を確認、私は群馬の実家へ。共に震度5レベルで食器棚のお皿が落ちるなどしたが大きな被害はないようであった。
3/11、大丈夫ですか(盛岡の友人へ)
ニュースで津波の被害状況が出ておりますがTさんのところは大丈夫ですか。これから各地の被害状況が明らかになっていくでしょうがTVで見る限り大変な天災のようです。
>:Tです。メールありがとうございます。
今日は仙台近郊でのコンサル先で終了した直後に地震に合いましたが天井は崩れてきて立って歩けないため、這うようにして落下の危険がないところに移動しました。そして、今は大阪に移動予定だったため高速バスに乗れたものの高速道が全面ストップ、目下一般道で大渋滞に巻き込まれています。余震は再三発生しバスの中で大きな揺れに合っています。
家のほうは震度5強のようで、携帯メールではピアノが10センチ動き、棚のものが落ちたようですが大きな被害は無いようです。
【新聞によると】
11日午後2時46分ごろ、
三陸沖を震源とする大地震があり、宮城県栗原市で震度7を観測した。北海道から九州にかけての広い範囲で震度6強~1の揺れと、津波に見舞われ、死者・行方不明者は東北を中心に850人を超えた。地震の規模を示すマグニチュード(M)は8.8(その後M9.0と訂正)で、記録が残る1923年以降国内で最大。昨年2月のチリ大地震(M8.8)に匹敵する世界最大級の地震になった。震源は宮城県・牡鹿(おしか)半島の東南東約130キロ、深さ約24キロ。専門家によると、今回の地震エネルギーは関東大震災の約30倍、阪神大震災の約1千倍に相当するという。
警察庁によると、この地震による死者は12日午前1時現在、宮城、福島、東京などの1都8県で133人、行方不明者は530人。これとは別に、仙台市若林区で津波による200~300人の水死とみられる遺体が見つかっている。
気象庁は地震発生から約4分後の午後2時50分ごろ、岩手、宮城、福島県に大津波警報(高さ3メートル以上)を発令した。各沿岸での最大波は、福島県相馬市で7.3メートル以上(午後3時50分)、茨城県大洗町で4.2メートル(同4時52分)、岩手県釜石市で4.1メートル以上(同3時21分)だった。宮城県気仙沼市では、沿岸での高さは不明だが、沖合では6メートル(同3時14分)の波が観測された。
気象庁によると、12日午前0時現在、北海道から高知県の太平洋側を中心に18地域で大津波警報が出ている。同庁は今回の地震を「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名した。
仙台市では、津波で海岸線の多数の民家が流された。水死と見られる200~300の遺体が発見された仙台市若林区では、海岸から10キロ離れた区役所まで津波が襲来。石巻市でも住宅10棟が流出。気仙沼市では、JR気仙沼駅周辺など市中心部が広い範囲で燃えている。防衛省によると、東西4.5キロ、南北2.5キロの範囲に及び、午後11時55分現在でさらに拡大している模様だという。
岩手県大船渡市の末崎町細浦地区は、津波で地区全体が流され、壊滅状態だという。同市三陸町の綾里地区と越喜来浦浜地区でも、計300棟以上が崩壊または流出。綾里地区では48人の行方が分からないという。JR東日本によると、同市内を走っていた大船渡線の列車(2両編成)と、津波後に連絡が取れなくなっている。宮古市周辺では10カ所以上の集落が全壊した。陸前高田市も四つの地域が水没した。
福島県相馬市では、海岸線で土砂崩れがあり、行方不明者が多く出ている。防衛省によると、南相馬市では約1800世帯が壊滅状態。宮城県に接する新地町でも住宅414棟が全壊。富岡町でも、海沿いの数百戸やJR富岡駅も津波で倒壊。青森県八戸市では津波被害が甚大で、詳細が把握できない状態だという。茨城県大洗町では町中心まで津波が達した。
3/18日、東日本巨大地震による死者数が午後2時現在のまとめで6539人に上ったと発表した。阪神大震災の死者数6434人を上回った。
【新聞によると】福島第一原発で作業にあたる人々が、欧米メディアやネット上で「フクシマ50」と呼ばれている。米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が15日、「顔の見えない無名の作業員が50人残っている」とする記事を東京発で載せた。米ABCテレビも「福島の英雄50人――自発的に多大な危険を冒して残った原発作業員」と報道。オバマ米大統領は17日の声明で「日本の作業員らの英雄的な努力」とたたえた。
最前線で危険な作業を担うのは、東京電力のほか、東電工業、東電環境エンジニアリングといった子会社、原子炉を製造した東芝、日立製作所などメーカーの社員たちだ。地震発生後には800人いたが、15日朝に4号機で火災があり、750人が退避。監視などのために残った50人が、フクシマ50になった。その後、新潟県の柏崎刈羽原発などからも応援が駆けつけ、交代しながら作業。送電線を引いて電源を確保する作業員も加わり、18日朝には総勢約580人が現地に入った。
作業員は頭まで覆われた防護服姿。頭をすっぽり覆う防護マスクもつけている。胸には放射線量をはかる線量計。その日に浴びることができる放射線量をセットし、8割まで達すると警報音が鳴る。原子炉内への注水作業は、人海戦術だ。1人の作業時間を決めて弁まで行って操作。それを交代で繰り返す。格納容器内の蒸気を外に逃す弁を開く作業では、1人が大量の放射線を浴びた。18日までの負傷者は20人を超えた。建屋の爆発で飛び散ったがれきが、作業をはばむ。放射線量が高い1~4号機での活動は難しくなり、いまは電源確保や5、6号機に人を振り向けている。現地の対策本部は、原子炉の山側にある免震重要棟にある。作業員は、この棟で寝泊まりしている。東京・内幸町の本社2階にある緊急時対策室に現地の状況を伝え、指示を仰いで作業を進める。本社の緊急時対策室には、100人以上が詰める。中央に円卓があり、大型モニターが現地の様子や計画停電の状況を映す。社員の一人は「テレビ会議で厳しい環境で作業する仲間をみていると、涙が出そうだ」。中央には清水正孝社長がすわる。周囲には復旧班や計測班の机があり、対策を練る。
原子力安全・保安院は、別室に陣取る。原子炉圧力容器や格納容器内の圧力計や水位計は、一部が機能を失っている。何が起きているのかは、限られたデータから推測するしかない。
ある幹部は「スリーマイル島やチェルノブイリの事故のときにどんなことがあったのか思い浮かべながら、何をすべきか考えている」と明かす。