1978年9月26日、東芝から本格的なワープロの製品が発表され,データショーにおいてデモ展示。
この日が,「ワープロの日」とされている。
価格が高く600万円以上。
デスク型で重さは180kg設置も大変であった。
キーボードによる“かな漢字変換”を実用化。
24ドットの表示・印刷機能。
これが後のビジネス用ワープロの基本となった。
1983年、実質的な日本語ワープロ元年
パソコン上で動く日本語ワープロソフトが出始める。
1990年代半ばまでは,パソコンに比べて,ハードとソフトを別々に購入する必要がなく,最適な形で商品が一体化されていて操作がやさしい,電源を入れて待たずにすぐ使用できるなどの利点を持ち広く用いられてきた。
1990年代半ばになるとパソコンが急速に低価格化し,専用ワープロはこれと正面から競合することになったが,一般市場のニーズは専用より汎用に向かった。
ワープロはキーボードを使った日本語のかな漢字変換を実用化し,その後その技術がパソコンで広く利用されるようになったという点で大きな功績があったといえよう。
現在ではパソコンが普及しワープロソフトの搭載により,日本語ワープロの役目を果たすようになっているため若い人たちは名前すら知らない人が多いのではないでしょうか。
「コンピュータ犯罪」:当時実害での世界記録
1979年(昭和54年)、山口銀行で54億円の実害発生。支店長と支店長代理の二人が端末機をオフラインに切り替え、偽定期預金証書を作成した事件。当時としては本家アメリカの最大被害額1030万ドル(当時で約23億円)を大幅に上回る世界記録であった。