どこかへ行ったことの記録。

70s生まれ、船橋在住。海外出張や海外旅行を中心に、どこかへ行ったことの記録の備忘録。

2016-8 ベトナム中部の旅-5日目

2016-08-11 05:53:12 | 海外旅行記
朝8時にタクシーをチャーターした。フエ郊外の阮朝皇帝のお墓を3箇所とお寺を巡る。半日で700,000ドン(¥3,500)。
まず訪れたのはカイディン帝陵。20世紀初頭の皇帝のお墓でベトナム様式とフランス様式がミックスされた豪華な内装。
1920年代建造。カイディン帝は派手好きだったそうだ。


次いで訪れたのはミンマン帝陵。1840年代に造られた。こちらの敷地は広大で見ごたえ十分。ミンマン帝時代、阮朝は最も栄えたらしい。
3箇所目はトゥドゥック帝陵。市内に最も近いからか、観光地的雰囲気あり。こちらも敷地は大きい。1860年代建造。
面白いのほ、ミンマン帝もトゥドゥック帝も実際に眠っているのは帝陵ではないとのこと。どこにいるのかは誰も分からない。
まあしかし暑い。水分補給し、休みやすみゆっくり見学することになる。

そしてラストはティエンム寺。ガイドブックの写真が、学生時代にみた西安の大雁塔に似ていてちょっと楽しみにしていたのだが、全く違うものだった。
この時点で12時を回っていた。タクシーのドライバーは「これからダナンまでいかなければならない。100,000ドンまけるからここでリリースだ。」となった。


昼食はベトナム麺・バインカインの名店 バードイへ。ガイドブックでは旧市街にある、となっていたがタクシーが連れてきたのは前日のブンボーフエの店から遠くない場所だ。
バインカインはウドンぽい麺に肉団子とエビが入った、スープもあっさりシンプルで美味しかった。なぜか付け合わせがウズラの卵。


ホテル裏手のカフェで一休みしホテルで午後はゆっくりした。
夕飯はGolden Riceというベトナム料理レストラン。トリップアドバイザーでかなりの高評価。白人観光客向け。
二階席の窓側をキープ。エアコンが故障ということだが、扇風機ガンガン当ててもらう。揚げ春巻き、マンゴーサラダ、エビのタマリンドソース、海鮮スープ。やや高めだが文句無い。味もサービスもよくゆっくりと食事が出来た。
その後歩いて旧市街まで行ってみた。ショッピングセンターを冷やかし、王宮前広場にやってくると、ローカルの家族連れで大賑わい。シクロやらゴーカートやらスケートなど子どもたちが大騒ぎ。


部屋へ戻る前に昨日のカフェで一休みした。

2016-8 ベトナム中部の旅 4日目

2016-08-10 05:22:12 | 海外旅行記
8月9日(火)

あいかわらず早起き。5時起床。
フエでのホテル・Saigon Morin(サイゴンモリンホテル)は、創業1904年。フエで最も歴史のあるホテル。コロニアルスタイルのとても開放感がある。街の中心にもかかわらず静かで快適だ。
中庭のレストランで朝食、
フエを代表する麺・ブンボーフエを食べることができた。丸麺に牛肉、ピリ辛スープ。以外とあっさりしていて食べやすい。
スイーツ系も充実しており、朝からがっつりいただいた。




ホテル近くのクリーニング屋へたまった洗濯物を出しに行き、そのから世界遺産・阮朝王宮跡へ。シクロ(自転車タクシー的なもの)を使って向かった。

阮朝は19世紀初頭から世界大戦が終わる1945年まで続いたベトナム最後の王朝。
王宮跡は中国の王朝を真似て建造されたと思われ、広大な敷地に寝殿やその跡地が広がる。
世界遺産に登録されたこともあるのか、いたるところで復旧工事が行われている。中心となる太和殿もベトナム戦争で完全に破壊され、1970年に再建されたとのこと。
その太和殿裏手に様々な展示物があるのだが、とても印象に残ったものがある。20世紀初頭の清王朝の地図だ。ここにはいわゆる中華圏のテリトリーが記載されており、ベトナム北部は隣国として書かれている。さらに領土問題でホットな南沙諸島は地図にもなく、いまの中国の主張はまったくおかしい、とベトナム語・英語とならんで中国語でも説明されていた。







のんびりと自分たちのペースで雰囲気を楽しめた。とてもいい時間だ。2時間ほど遺跡を堪能、裏門にあるカフェでスムージーを飲みながらゆるりと休憩。
まあWifiが繋がるとついついメールチェックしてしまう。仕事メールがどっさりやってきて脳内はモードが切り替わってしまった。

11:30ころ早めの昼食を取りに、名物麺の元祖・ブンボーフエ(店の名前もブンボーフエ)へ。ホテルの朝食も美味しかったが、やはり元祖は美味しい。辛みと深みが違う。価格も35,000ドン(¥175)と手頃で、観光客ばかりかと思っていたらローカルで大賑わいだった。


汗だくになりながら昼過ぎにホテルに戻る。
部屋でゆっくり休憩したり、ホテル内のマッサージを受けたりと過ごした。
ホテルのマッサージはやや高めだが、50,000ドン(¥250)割引券をもらっていたため300,000ドン(¥1,500)で足裏をやってもらった。夕べとは大違い。クオリティはまったく違う。

3時ころから夕方までは仕事。その間妻はこの先の旅程の確認。

2日後の11日にはハノイへ向けて列車で移動することにしていたか、そのチケットを買いにハノイ駅へ行く。無事にエアコン車両のベッドを確保。

夕飯は宮廷料理を食べようか、となりガイドブックおすすめのレストランへ行こうとしたところ、ホテルからはそこよりもいいところがある、と薦められ、そちらへ行くことに。
タクシーで15分ほど走った先にあったのは、隠れ家的古民家レストラン、といったAncient Hue。確認してみると、Trip Advisorなんかには紹介されており高評価だった。
イメージしていた宮廷料理というよりは、フュージョン系宮廷料理といった感じ。一人695,000ドン(¥3,500)の宮廷料理コースをオーダー。オープンスペースの食事は雰囲気もよくそこそこ美味しかったが、夜の8時をすぎても気温35°Cという、耐え難い状況で妻が軽い熱中症的症状となり、室内エリアへ移動させてもらった。





2016-8 ベトナム中部の旅 3日目

2016-08-09 05:55:20 | 海外旅行記
8月8日(月)

この日は移動日。ホイアンから古都・フエへ移動する。バスは午後発。妻は部屋でゆっくりしたいというので、朝食後に一人でフエの旧市街を散歩した。

フエの旧市街に入るには入場料がいる(120,000ドン=¥600)。これには旧市街内の建造物へのチケット5枚綴りが付いてくる。

有名な日本橋を渡ってみたり、幾つかの町屋を覗いてみたりしなごらプラプラと歩いた。町屋の中はどことなく懐かしい。ガイドブックによると、日本式建築の影響を受けているとのこと。ホイアンには17世紀初頭まで、日本の商人が拠点を構えていた。



それにしても暑い。まだ朝9時台にもかかわらず、南国の強烈な日差しでバテてしまう。街中も縁日な夜とは打って変わって人がほとんどいない。こんな暑さで張り切って歩いているのは観光客だけだ。

12時にホテルをチェックアウト、昼ごはんを済ませ、フエ行きツーリストバスを運行するThe Shin Touristへ向かう。中国人大ファミリーとバックパッカーを乗せ、途中ダナンを経由して約3時間半でフエに到着した。
ツーリストバスは参列シートのベッドが並んでいる。足を伸ばして寝ながら移動出来るので長距離移動はとても楽だ。



早速フエ料理を、とHanh(ハン)という大衆系に入った。ガイドブック等でも紹介されており、観光客で賑わっている一方、ローカルも大勢いる。
我々は110,000ドン(¥550)のフエセットを頼んだ。


食後にマッサージを、と看板を掲げているところへ入った。バックパッカー宿の最上階の個室に通され、どうみても別系統のマッサージ嬢がやってきて足裏を揉んでもらった。妻が一緒にいたからか、何もなく1時間で終了。

それにしても暑い。夜9時でも32°Cを超えている。

2016-8 ベトナム中部の旅 2日目

2016-08-08 12:55:50 | 海外旅行記
8月7日(日)

実によく眠れた。5時に起床。
昨夜は9時半にはベッドで気を失っていたようだ。
早朝はまだ過ごしやすい。一人でホテルの周りを歩いてみる。地元の人たちが外で涼んでいる。日中は暑くてとても出歩けるようなところではない。
ホテルの朝食ではヌードルを作ってくれる。果物も豊富だ。マンゴーやドラゴンフルーツなど本当に美味しい。

今日はここホイアンから40kmほど南西にあるミーソン遺跡へ行く。世界遺産ともなっているこの遺跡、4-15世紀まで栄えたチャンパ王国の祭祀が行われたといわれる場所だ。チャンパ王国はヒンズーを信仰していたが15世紀初めにベトナムに滅ぼされてします。チャンパ王国を築いたチャム人はどこへ行ってしまったのだろう。

ミーソン遺跡へは地元ツアーに参加した。朝8:00にホテルピックアップ、各ホテルから集まった総勢約60人ほどが2台に分乗し遺跡へ向かう。このツアー、バスで往復するパターンと帰路途中から船で帰るパターンがある。我々はバス往復で99,000ドン(¥500)。入場料150,000ドン(¥750)は含まれない。
バスで1時間ほど行くとミーソン遺跡の入口に着く。ここからご一行は遺跡エリアまで電気バスで移動する。
遺跡はA〜Kまでのエリアに分かれおり、その幾つかをガイドと一緒に廻っていく。ガイドの説明はそれなりに分かりやすく面白い。のだが、このような遺跡の雰囲気を自分のペースで楽しみたい自分としては今一歩な感はあった。
もちろん遺跡そのものは大変興味深い。遺跡の中心にある寺院跡地は、ローマの神殿と同じ手法を使っている。三年前に訪れたトルコ・ミレトス遺跡と同型のコラムだ。




遺跡見学を終え、ホテルには1時過ぎに戻る。近くのレストランで昼食を済ませ、ホテル脇のマッサージでリラックス。
しかしツアーの往復、マッサージ中と本当によく眠れる。
昼食はチキンライスとワンタンホイアンスタイルもオーダー。チキンライスは香草がどっさり。ワンタンはどちらかと言うとラーメンにワンタントッピング的な分量配分だ。


滞在しているVing Hung Resortでは夕方16:00-17:00の間、ローカルタイムと称して、ベトナムの軽食が食べ放題だ。特に米粉ベースの軽食が充実している。ライスワインもある。

夕方から再び街歩き。夕飯は旧市街の路地裏にあるVuon Xua Cafe Restaurant(ヴォンスアレストラン)。少しは肉を食べようか、となりいつものホワイトローズなどの前菜系おかず以外にダックをオーダー。
お会計間際に町中が停電し、店内の扇風機が止まるというアクシデントもあったが、美味しく食事をいただいた。


縁日な旧市街を抜けホテルへ戻り、バーで一杯飲み就寝。

2016-8 ベトナム中部の旅-1日目

2016-08-07 06:53:40 | 海外旅行記
8月6日(土)

連日の多忙でかなり睡眠不足の中、始発で自宅を出発。AM8:55羽田発 ANA857ハノイ行きでベトナムへ。
今年の妻との夏旅はベトナム中部。ホーチミンを中心の南部を3回、ハノイへは2度訪れた。のべ6度目は初の中部。中部の中心都市・ダナンへハノイ経由で飛んだ。

羽田ANAラウンジでガッツリ朝食を済ませ、さらに離陸してすぐの「昼食」。機上5時間弱のフライトであっという間にハノイ・ノイバイ空港へ到着。到着したターミナル2はオープンしたての国際線ターミナル。バスでターミナル1へ移動し、ダナン行き ベトナム航空に乗り換え。数ヶ月前にANAがベトナム航空と提携、との話だったが、ハノイでの乗り継ぎは一旦荷物を受け取り、改めてのチェックイン。提携による利便性はまだない。
1時間のフライトでダナン到着。ダナンは中部最大の都市とのことだが空港はとてもコンパクトでのどか。
お願いしていたホテルのピックアップにてダナンから直接世界遺産の街・ホイアンへ向かった。ダナンからホイアンへはビーチ沿いを走る。ベトナム中部がこんなにもリゾート開発されているとは思ってもみなかった。確かに海はきれいだ。

ホイアンでの滞在はVINH HUNG HOTEL&RESORT。旧市街の南側を流れるドゥボン川の中州に浮かぶ小島にある。コテージタイプの部屋がいくつも並ぶリゾートタイプのホテルだ。部屋も広くとても気持ちがいい。

ANA機内が寒かったせいか体調がおかしい。ホテルで1時間ほど休憩すると少し復活。明日のミーソン遺跡ツアーを申し込みすべく市内のツアー会社まで歩いて向かう。
世界遺産の街を抜けていくのだが、まあ人が多い。一番は中国系、それと白人。それにベトナム国内の観光客も多くいる。「毎日が縁日(妻談)」。
日本円をベトナムドンに替えたいのだが換金できるところが見つからない。どうも今の世の中、ATMでキャッシングするのが一般的なようだ。
旅行会社のツアー代を日本円で払い、ドンでお釣りをもらう。

さあ夕飯だ。ベトナムの何が楽しみかと言うと、一番はベトナム料理。
旧市街のレストランThe Cargo Clubに入る。
ホイアンの3大料理「ホワイト・ローズ」「揚げワンタン」「カオ・ラウ」を総ざらいにオーダー。
ホワイトローズは見た目ほどニュルッとしていないが、タレが絶妙でとても食べやすい。ペロッと一皿を平らげた。
揚げワンタンは揚げたワンタンにトマトや玉ねぎなどがトッピングされ、ピザ感覚。
カオラウは伊勢うどんがルーツという。どれも美味しく堪能した。
ホワイトローズ
揚げワンタン
マンゴーサラダ。パパイヤサラダではない。