ソチ五輪 スマイルジャパン終戦も、ここが始まりだ！

ソチ五輪も終盤。

いくつもの感動の場面で彩られています。

『メダル獲得』
もいいのですが、
たくさんの『思い出のシーン』が刻まれるというのも、
オリンピックの醍醐味。

『あのオリンピックの、あの競技で、あの選手がすごかった』
というところから、
『ああ、あのころはオレ、〇〇していた時期だよなあ』
とか、
音楽と同じで、
自分を『あのころ』に戻してくれるというのもスポーツの良さですね。

そんなソチ五輪、
ワタシにとっては今まで見てきた冬季五輪の中で、
長野に次いで興奮度合いの大きいオリンピックです。

メダルの数というのは、
競技が大会ごとに増え続けていっている現在においてはあまり過去と比較するのは意味がない事のように思えますが、
感動とか思い入れの数というのは人それぞれだと思いますので、
そういった意味でワタシは、
≪ソチは最高≫
と思ってしまっています。


ソチ五輪が始まってからというもの、
他のスポーツニュースにほとんど目がいかなくなっちゃってます。
（ソチが終わってから、ゆっくりとプロ野球や高校野球に”シフト”していこうと思っていますけどね。）

真剣にこの五輪が終わった後、
『あまロス』ならぬ『ソチロス』に悩まされそうです。


まあ、
ということで連日眠い目をこすりながら実況を楽しんでいますが。


冬季五輪では数少ない団体競技であった女子アイスホッケー、
【スマイルジャパン】
の戦いが昨日終わりました。

全試合の結果は以下の通り。

1次リーグB組　　　●　　０－１　　　スウェーデン
1次リーグB組　　　●　　１－２　　　ロシア
1次リーグB組　　　●　　０－４　　　ドイツ
順位決定予備戦　 ●　　３－６　　　ロシア
順位決定戦　　　　 ●　　２－３　　　ドイツ


残念ながら5戦全敗、
8チーム中8位ですべての戦いを終えました。


このスマイルジャパン。

長野五輪に続いて2度目の五輪挑戦でしたが、
長野の時は『開催国枠での出場』で、
ほとんど試合にならないレベルのチームでした。

それに引き換え苦難の道を通り越して予選突破で五輪切符をもぎ取った今回は、
実質的に『初出場』と言ってもいい挑戦でした。

このスマイルジャパン、
ワタシは昨年の五輪最終予選、
そして世界選手権などを見て彼女たちの小気味いい戦いぶりに魅了され、
このソチ五輪で『最も注目する競技』として位置づけていました。

昨年の戦いぶりや、
急激に実力を上げてきたチーム状態などから、
【第2のなでしこになれる】
との思いで応援にも力が入りましたね。

しかし今回の五輪での結果は、
『まだまだ修行が足りない。世界の壁は厚い。』
というものでした。

涙にくれるエースの久保選手。

最終戦も苦しい戦いの中、
全員が気持ちを切らさずに1勝を目指し走り続ける姿は、
感動的なものがありました。


全敗という『現在地』を見せつけられた彼女たち。

しかしワタシは、
この屈辱こそが、
きっと明日への糧になると思っています。

スマイルジャパンの挑戦は、
ここから始まるといっても過言ではないと思っています。


たくさんの少女たち（少年たちもいたかな？）は、
スマイルジャパンのプレーを見て、
『ワタシもやってみたいなあ』
と思ったことでしょう。

競技の裾野は確実に、
今回から広がっていくと思いますよ。

競技環境に恵まれない中、
今回しっかりとスポンサーも付き、
世間の認知度も上がり、
試合会場に足を運ぶ人も増えていくことでしょう。

そういった中で、
この【上げ潮ムード】を何としても継続させ、
次につなげていく端緒にしなければなりません。


彼女たちのプレーぶり。

今回その本領が発揮されたとは決して思いませんが、
『素晴らしく魅力的』
であることは間違いありません。

長年のNHLファンのワタシは、
素直にそう思いました。


強化の歩みを止めるな！！！

そして『なでしこジャパン』のように、
どんどん強くなっていけ～！！


頑張ったスマイルジャパンに愛を込めて。
『あなたたちに、涙は似合わない。最後も、スマイルで締めよう！』