昨日のニュースで、
テニスの杉山愛選手が、
全米オープンの敗退を受けて記者会見。
その中で、
引退を示唆したということです。
世界で戦えるレベルをランキング30位ぐらいまでと見ている杉山選手は、
70位台まで落ちてしまった自分のランキングに、
『潮時かなあ』
と考えているということです。
杉山選手、
たしか現在36歳だと思います。
年齢的にピークが来るのが早い女子テニス界。
その中で、
36歳までトップレベルを張れるということの凄さは、
現役選手たちが一番良くわかっていることなのでしょう。
10歳代~20歳代前半に世界のトップに上り詰める選手がほとんどです。
特にパワー全盛となっている今のテニスの現状を考えると、
今後もその傾向は続いていくことでしょう。
杉山選手は、
ご存知の通り世界のトップとしては小柄な体格です。
にもかかわらず、
正確なショットのコントロールと、
ネットプレーの上手さで、
一時はダブルスランキングの世界1位となりました。
4大大会でも3勝をあげ、
【ダブルスの杉山】
の名前は世界でも響き渡っています。
しかし、
どうもシングルス偏重のきらいのある観客は、
ダブルスの好選手に対しては、
あまり高い評価を与えていないようです。
日本国内でも、
シングルスプレーヤーだった伊達公子選手に比べ、
評価はいまひとつ地味だという感じがないでもありません。
しかし実績を見比べると、
決して劣っているとは思えず、
高い評価を与えていい選手だと思います。
テニスの選手は、
ゴルフなどと同じように、
引退してからも【指導者】としての道が明確に残されているスポーツです。
多分杉山選手も、
テニス協会の重鎮として、
後進の指導に当たっていくと思われます。
今後は、
また日本から【世界一】の選手が出てくるよう、
指導頼みますよ、杉山さん!