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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本代表 グループリーグを突破! 

2018年06月29日 | サッカー

サッカーワールドカップ。

グループリーグの最終戦は、
本当に厳しい戦いでした。

しかしその中で、
日本代表は敗れはしたものの、
首の皮一枚でグループリーグを突破。
決勝トーナメント進出を決めました。

おめでとう!
そして、ありがとう!!

最後まで本当に、
頭と心に重~い雲が立ち込めているって感じでしたが、
それでも…本当にイエローカード2枚の差で、
厳しい厳しいグループリーグ、突破です。

やった~~~~

とすぐに叫びだすことはしませんでした(まあ、深夜の時間帯でもあるしね)が、
気持ちはひとつ。。。。
やりましたねえ。。。

それにしても西野監督。
そして選手たち。

どんなに批判されようとも、
自分たちの思ったこと、考えたことを徹底的にやり抜く。
そして結果を残す。
リスクは自分たちで負うという腹の座り方が、
そこにはあります。

すごい指揮官ですね、西野監督は。


まずは先発メンバーを見て驚きました。
「本当にやっちゃったんだ~」
っていうのがワタシの感想。

そう、先発メンバー6人入れ替えのことです。

疲れが出ていたと報じられていた長谷部はもとより、
香川も乾も、そして大迫すらも先発メンバーに入っていません。

それを見てワタシもほとんどの日本の人たちと同じく、
「ダイジョ~ブかなあ・・・」
という不安がよぎり、
さらに前半を見て、
その不安は募っていっていました。

とにかく昨日の試合、
日本が先に1点取ったら、
モチベーションがさほど高くない相手であり、そして酷暑ということもあって、
「ほぼ試合はその時点で終わる」
と思っていました。

そのために前半は、
もし点が取れなくとも0-0で折り返して・・・・・
とまあ、まさに「教科書通り」の戦術を頭の中で思い描いていたワタシ。

しかしポーランドが見せた、
「日本、こういう攻められ方に弱いんじゃね?」
というぶわーっというロングボールをゴール前に上げるやり方に、
一抹・・・・・どころか二抹も三抹も、
不安は増幅していっていました。

まあでも、
ポーランドの各選手の動きがものすごーく遅く感じていたのも確かで、
「セネガルとかコロンビアとかとは、全然違うチームだな」
ということも感じていましたけれど、
それでも日本の守備陣がなんだかあまりハードに行けていない感じがして、
「ゆめゆめ、あと45分守り切ろうとなんて、思わないでくれよ~」
なんて言いながら祈っていました。

攻撃は、
なんだか起点も明確ではないし、パス回しもスローモー。
最初のころは別として、
だんだん「ゴールのにおい」がしなくなってきていたのも事実で、
「ダイジョーブかいな」という思いは強かったですね。

やっぱり「引き分けでも突破」なんていうことがあると、
選手の動きに微妙な影を落としますね。
「まず失点したくない」
というのが色濃く表れたように、
ワタシには感じられました。

そして失点。

見事なまでに日本のウィークポイントを突かれたクロスを、
叩き込まれましたね。

それまで川島は再三にわたっていいセーブを繰り返している「当たった試合」でしたが、
こればかりはどうしようもありませんでした。


さあ困った!!!


1点を返さないとここで敗退となってしまう。
しかももう一つの試合は0-0.

ネガティブなことばかりが頭を占めていたワタシは、
「ああ、これでセネガルとコロンビアは、あまりリスクを負わずに失点を防いで引き分けで逃げ切る戦略をとるんだろうなあ」
なんて思いが頭を渦巻いていましたので、
「日本が突破するには、とにかく同点に追いつくしかない」
なんて力んでいました。

しかしそれから数分、
一向に日本の攻撃は機能しなかったですね。

とにかく昨日は、
セネガル戦やコロンビア戦の後半に見せたような、
いい感じでの速さと遅さを巧みに使い分けたパス回しっていうのが、
ほとんどできていない印象でした。

そもそもメンバーが違うからできないのか、
それとも重圧で体が金縛り状態なのか。。。。。。

そんなことばかり考えて、
じりじりした時間を過ごしていると、
まさかの朗報が。。。。。
2画面の隣のちっちゃくしていた方のサブ画面(セネガルvsコロンビア戦)で、
コロンビアが先制。

その瞬間、
ガッツポーズ、出ちゃいました。

そして「これからどうなるのかな?」と考えていると、
そこはアナウンサーが何度も、
丁寧に教えてくれました。

「現状日本は、セネガルに対してイエローカード2枚の差で、勝っています」
「このままの状況でいけば、日本の決勝トーナメント出場です」

しかしラジオの中継などでは(マルチで色々聞いたり見たりしていたので)、
「しかしこれはまだまだ決まったわけではない。セネガルが1点を返せば、その瞬間日本は一気に暗転します」
と野球中継でも耳なじみのアナウンサーが何度も叫んでくれてましたから、
一気に状況を把握できました。


そうか、このままならいいのだな。
セネガルも、このままなら。。。。


そこから10数分、
日本は一切前に出ることをやめ、
センター付近でボールを横へ、横へとゆっくり回しましたね。

ポーランドも「もう勝ってんだし、もう一点取ったところで・・・・・」と思ったのかどうだか、
ほとんどその日本のボールを奪いに来ることはありませんでした。
まったりとした時間が、どきどきとともに過ぎていきました。

一方テレビのサブ画面、
こちらではセネガルが必死の形相で、
そりゃあ恐ろしい攻撃を仕掛けていましたが、
それをコロンビアの選手たちが足元の技術でヒョイヒョイとかわすシーンが、
何度も見られました。

改めて「コロンビアって、すげ~な」ということが分かって、
「ああ、日本は初戦で当たって、しかもああいう試合展開になって、本当によかったな」
と思ったりしていました。


さて、
日本戦です。

だんだん終了時間が近づいてきていましたが、
それに伴って場内のブーイングも、
すごくなりましたね。

特にこのブーイング、
ラジオの実況中継ではものすご~く大音響で響いていました。

それでもピッチに入ったキャプテン・長谷部が見事に統率を取って、
日本ベンチの意図をしっかり全選手に伝えていました。
最後の最後まで、それは崩れませんでしたね。

どんなにブーイング受けたっていい、
そしてどんなに不細工な勝ち方だっていい。
我々の目的は決勝トーナメントに進出することなんだ。
そんな日本代表の叫び、
確かに感じることができました。

そして試合終了の笛。

選手たちは喜びを大っぴらに表すことはしませんでした。
本当に彼ら、”日本の侍たちだな”と思いつつ、
ワタシは大きな拍手を送っていました。

彼らまさに、
「今ある最良の選択」
をやり切った。。。。。

そんな感じに受け取りました。

よく頑張ったと思います。
そして西野監督、
「あんたはえらい!そしてすごい!!」


そんなことを思った、
深夜の2時間でしたね。

たくさんの人が、
たくさんの感想を持った試合だったと思います。

「あんな試合で勝っても、喜びは何もない」
「潔くなくて、日本じゃないみたい」

なんていうコメントが寄せられているのを見たり聞いたりしましたが、
ワタシは「よくやった」これしかないです。

刻々と変化する現状に背を向けず、
想定外のことが起こっても慌てず、
しっかりと対応してくれたことで当初の目的を果たしたといえる、
そんな試合でした。


そして決勝トーナメント1回戦では、
恐ろしすぎる相手、ベルギーとの対戦が決まりました。

日本はこの試合、
本当に「失うものは何もない」リスクのない、
チャレンジのみの試合なんですから、
今日のフラストレーションの分も合わせて、
思い切って攻撃を仕掛けていってほしいと思います。

その結果力及ばず、
4-0とか5-0とか、
そんなスコアになっても全くワタシは気にしません。

今大会機能している、
乾、香川、大迫らのホットラインで、
ベルギーのゴールに迫っていってほしいと思います。

先に1点取ることができれば、
わかんないぞ~~~~~と思っています。


大会前は、
まさか7月にかかってもワールドカップを「本気」(日本代表を応援するという意味)で応援できるとは、
夢にも思いませんでした。

頑張れ 日本。

最後の「乾坤一擲の戦い」とくと見届けさせてもらいます。。


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