MLB開幕 今年の注目はＡＬ Ｗｅｓｔ

いよいよ今年も、
メジャーリーグの季節が到来です。

日本人メジャーリーガーが活躍しだして１５年。
いまではすっかり、
季節の風物詩となってきた感もあるＭＬＢの開幕。
例年にも増して、
今年の注目度は高くなっています。

なんといっても、
注目はＡＬ　Ｗｅｓｔ。

我がエンジェルスに、
ヤンキースから松井秀喜がやってきてくれました。
４番ＤＨで、
チームの浮沈を握る存在になりそうです。

松井の良さは、
数字にだけは表れないＦｏｒ　Ｔｈｅ　Ｔｅａｍのココロだと思います。
彼を味方にしたとき、
チームは本当の彼のよさを認識するのではないでしょうか。

ソーシア監督をして、
「彼に期待するのは、チームに化学変化を起こして欲しいということだ」
と語っています。

大事なところでの渋い打撃、
期待しています。
１００打点以上あげることが出来れば、
今年もエンジェルスの優勝は堅い気がします。


対するマリナーズ。
イチローにとって強い味方が続々と集結してきました。

投手の柱となるクリフ・リーの加入は大きいですが、
もっと大きいのはフィギンズの加入ではないでしょうか。

イチローとの１・２番コンビは、
メジャーリーグ最強レベルといっても過言ではないでしょう。

エンジェルスにとっては、
恐ろしいデュオですね。

ワカマツ監督の手腕も、
ひょっとしたらソーシア監督に迫るものがあるかも、
と思っているので、
マリナーズは間違いなく優勝戦線に絡んでくると思われます。

シアトルというところ。
プロスポーツへの興味が他都市と比較して高いとはいえないと思いますが、
優勝を争うとなったら別。

マリナーズが優勝した年。
そしてＮＦＬシアトル・シーホークスの優勝した年などは、
こじんまりとしたアットホームな中都市が熱く燃え上がるシーンを、
目の当たりにしています。

熱を帯びたときの熱狂ぶりは、
アナハイム、オークランドなどよりかなり上。
そうさせないことが、
他チームにとってのカギでしょう。

テキサス・レンジャーズも、
ノーラン・ライアン社長就任後は、
地元の期待も高まっています。
今年は、
エンジェルスからゲレーロを獲得しました。
しかし、
彼は既に下降線を描いている選手。
下手をするとシーズンの半分をＤＬで過ごすということも考えられます。
また、
エースのミルウッド放出の影響が、
シーズンが深まってくるほどに顔を出してくると思われますが・・・・。

オークランド・アスレチックスは、
相変わらず【マネーボール】の著者、ビリー・ビーンがＧＭとして、
同じ哲学の元チームを率いています。
この哲学が変わらなければ、
今年も「若手はいいけど、優勝を争うには何かがかけている」
という状況にも変わりがないでしょうね。

低予算のチームとしては賞賛に値するほど頑張っていますが、
結局優勝争いをすることはままなりません。
「スターになると他チームへ」
この流れが続くチームのファンは、
気の毒だと思いますがね。


ということで、
ＡＬ　Ｗｅｓｔは、
エンジェルス、マリナーズのレベルの高い戦いになることが予想されます。
楽しみなペナントレースとなってきそうな予感がしますね。

「決戦はＡＬチャンピオンシップで」
となったら最高なんですが。

東ではまた、
ヤンキースとレッドソックスが争いそうです。
しかし、
日本人のファンにとっては、
松井のいないヤンキースvs松坂のあまり活躍しそうにないレッドソックス
という図式になるため、
去年までのように燃え上がることはないかもしれません。

そのほかでも、
いろいろなチームにさまざまな日本人が在籍していますが、
みんな「そこそこの活躍」に終わりそうですね。

やっぱり今年は、
西海岸ですね！

Ａｎｇｅｌｓ　vs　Ｍａｒｉｎｅｒｓ　at Ａｎａｈｅｉｍ

観に行きたいな～。