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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全日本大学駅伝  駒大逆転V! とまらない高速化。そして1年のスーパーランナー続々。

2020年11月02日 | スポーツ全般

全日本大学駅伝が日曜日に行われ、
大激戦となりましたが、
駒大が最終区、残り1㎞でエース田沢がスパート。
東海大との競り合いを制して、
6年ぶりに覇権を奪回しました。

名将・大八木監督の目にも涙が光っていました。
昨年のMGCでOBの中村匠吾選手が激戦を制しオリンピック切符を獲得した時も涙を見せていましたが、
名将を感激させる、大逆転でのVでした。


3強と言われた青学大、東海大、駒大の3チームがすべて遅れた2区、3区までの展開は、
一体どこが勝つのかと思われましたが、
最終の7・8区の勝負の区間にエース級を揃えたこの3強は力強く、
最終区の中盤でついに3強がつばぜり合いを初めてレースは最高潮を迎えました。

青学大・吉田、東海大・名取、駒大・田沢が並ぶ展開となったものの、
解説陣は「この展開になったら田沢」と疑いもなく全員が言っているのを見て、
田沢の最後の推進力というものを注意深く見守っていました。

まずは吉田が後退、
話されると粘りを見せることなく、
最後は明大にもかわされて4位に沈みました。

まあ、青学大は無念でしょうが、
選手層の厚さは群を抜いている青学大。
昨年もこの全日本で悔しさを味わいましたが、
キッチリと箱根で「倍返し」を達成して有終の美を飾りました。

今年も箱根の大本命は青学大に間違いなし。
くやしさを知ったチームは、
さらに強くなっていくことでしょう。


「最終区の名取で勝負できれば勝てる」
というレースプランだった東海大は、
思い描いた通りの展開だったと思います。

しかし予想と違ったのは、
名取にぴったりとつけていたのが駒大の田沢だったところ。
それでも名取が何とかしてくれるという期待が半分以上あったと思いますが、
田沢の馬力、スタミナ、そして推進力は破格でしたね。
名取もいい走りだったと思いますが、
それでも田沢に軍配が上がったので、
ある意味東海大はすっきりしているのではないかと思います。

これから箱根までの2か月。
チームの「弱さ」も見えた今回の全日本は、
東海大にとってはいい教訓になったのではと思います。
1年生のいいランナーの出現もありましたので、
箱根では捲土重来を期してほしいと思います。
チームの選手層の厚さは、青学大に劣りません。

そして優勝の駒大。

大八木監督のコメントにもありましたが、
田沢につなぐまでの選手が本当に頑張ったというのが優勝の要因ですね。
最後の1kmまでの長い道中、
駒大は一度もトップに立つことはありませんでしたが、
「最後の最後まで粘って逆転」というレースプランをやり切った選手たちは、
まさにあっぱれでしたね。

田沢選手は、
昨年は「スーパールーキー」としてその能力を見せてくれていましたが、
今年はそこに凄みが加わって、
まさに「スーパーランナー」に脱皮していました。

これからの日本の陸上長距離界を背負っていく人材として、
これから3回の箱根駅伝などで、
ファンを楽しませてくれると思います。

そしてその後は「箱根から世界へ」の合言葉通りの歩みを歩んでいってほしいですね。
大迫選手、中村選手、服部選手などに続いて。

いずれにしても、
やっぱり駅伝は面白いですね。

出かける予定があったのですが、
1,2区を見て大混戦だったので、
出かけることが出来ずずっと最後まで見てしまいました。

そして最後まで見た感想は、
「最後まで見てよかった~~~~」

今年も「箱根までの道のり」、
例年と同様に楽しく追って行けそうです。




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